「狸」を含む小説

寒く冷え込む冬の季節。いつもの時間にいつものものを持って外に出る。今日は星が綺麗だ。こんな日は星を眺めながら飯を食いたい……そうだカップ麺があったはず……

シェアハウスをしている4人の男性達。今日は、彼等がそこに住んでからはじめての年越しだ。さて、これから始まるは赤と緑、狐と狸、つまりうどん派か蕎麦派かの仁義なき戦い(笑)である。飛…

　赤いきつねが好きな僕と緑のたぬきが好きな彼女。

【赤いきつね】も【緑のたぬき】も美味しい。 狐と狸はそれを知っている。だからこそ、好きなものを食べさせたい。

先祖代々のしがらみに縛られて争い続ける里の者たちに嫌気が差して里抜けをしたものの、今日も人間社会の荒波に揉まれて疲弊した状態で、夜も更けていく頃にぼろっちい四畳半のアパートにやっ…

・赤鼻先輩：赤い鼻のトナカイ。ファンタジー学園出身(二回留年)で、サンタの右腕。 ・赤いきつね：ファンタジー学園出身のきつね。デザイナーになるために十代で上京し、現在は新宿の歌…

　それは十二月の半ば。プラネタリウムの帰り道で起きた、ちょっとしたハプニング。失くしたお家の鍵から……赤い狐と緑の狸を巡るドラマティックな展開が巻き起こった。

営業職として人間社会に溶け込んでいるオス狐の恒光とメス狸の楓貴子は、種族は違えどラブラブのカップル。 自身と同じ種の名をもつカップ麺の売り上げアップの作戦を考えようと、生まれ育っ…

　草原に長い冬が来た。 　草は枯れ、羊は凍え、馬は痩せ果てた。 　力を失った草原の民は、西国から来る鉄の車に蹂躙された。 　かつて分かれた5色の氏族は、生き残るため、今一度ひと…

アレルギー男の世知辛い現実をどうぞ。

グラウンドから聞こえる野球部の掛け声。 夕空に響き渡る吹奏楽部の音色。 廊下ではしゃぐ帰宅部の喧騒。 そして、 放課後の部室に一組の男女。 香るカップ麺のにおい。 何気ない会…

この物語は事実を基にしたフィクションであり、実在の人物・企業・団体等とは一切関係ありません。(っ_ _)っ

喧嘩ばっかの狐の村と狸の村 このままではいけない！！ だから村長達は、お互いの村に名物を振る舞い仲良くさせようという計画を立てました。 『美味しいうどんを作る』『美味しい蕎麦…

赤と緑の争い　食は国境を越えた。

仲間に捨てられた子狸が出会ったのは、赤い尻尾をもった狐だった。 独り同士だった狐と子狸は、寂しさを埋めるために寄り添いながら生きていった。 そんな、ある日。 暮らしていた神社に現…

　とある家庭で、狸のようなまん丸お腹の父親と幼い一人娘がたった2つのカップ麺で幸せを噛み締める、ちょっぴり切なく不思議なお話。 　

嫌うけど離れられない 好きだけど嫌いたい 素直になれない二人のショートなショートな日常です。