ミステリーの小説

「あなたですか？あなたですよね？」と、言いながら、飯星は非接触型体温計をかざして、「あら、大変。9度もあるわ。あなた、すぐ救急隊員を案内して。」と高坂に言った。 「そんな筈は・・…

　同窓会を最後に、蓮子は姿を消してしまった。容姿端麗で、高校生活を謳歌していた蓮子はいったいどこへ行ってしまったのか。蓮子とは対照的な容姿・性格の主人公「私」は、同窓会の夜の蓮子…

小石川のマンションで女性の遺体が見つかった。警察は不倫関係にあった有名弁護士を容疑者と見るが、彼には完璧なアリバイがあった。捜査本部は容疑者リストから外したものの、一人のある刑事…

これは、痴漢騒動で、超一流大学をクビになり、地元の北陸地方に戻った大学の教授が見た夢から、この物語りは、始まる。 何と、自分の近所の家の、母親と絶世の美少女の小学６年生の女の子…

原因不明の病によって、白黒の世界に生きる冴えない学生トオル 同性の友達には付きまとわれ、クラスメイトにはいじめられる そんな毎日に嫌気がさしたある日 美しい少女が転入してくる そ…

”戦死したひいおじいちゃんのノートいっぱいに書いてあった６桁の数字は、毎夜かかってくる無言電話の番号と同じだった” この文から何が読み取れるだろうか。 思いもしない推理が飛び交…

「EITOの諸君。よくエイラブ系組織の者と、ウチの裏切り者、つまりスパイを一掃してくれた。アナグラムも、あの『謎かけ』も見事にクリアして、対決したんだから。心配しなくても、すぐに…

都会とも田舎ともいえないような、なんとも中途半端な場所に建っている、「しまかぜ荘」。 しまかぜ荘に住む人たちは、みんな協力し合って生きている。 でも、そのせいもあってか、いつも何…

『八甲田山のギロチン仮面』では、青森県の雪深い山々を舞台に、一連の謎と恐怖が織りなす物語が展開されます。主人公、水松つぼみは、犯罪心理学を学びながら探偵業をこなす若き女子大生。彼…

「ねえ、ロバート。今度、操縦、教えてくれない？それと、私と『寝ない』？」 「副隊長。酔ってます？酔っ払いは操縦しちゃいけないんですよ。操縦の件は、お互いの時間が空いたら。でいいで…

殺人をしてしまった圭と、殺人を楽しむ彼女の美緒は、殺人鬼だらけの旅館に招待された。次々と死んでいく客達は、美緒が殺したのか、それとも...

探偵が持論を語ったり、事件に巻き込まれたり、不思議な現象に巻き込まれる短編作品です。 探偵：私立探偵 ミーコ：探偵助手 加賀谷 響一郎：刑事。ミーコの従兄

「お待たせしたね。ゴールデンウィークとやらのせいかな？『下り』が混んでいるようだ。お題は『やみびと　しっこう』だ。但し、間違いがある。間違い探しをしてから、解いてくれ。『時間』は…

ＡＢは森で、ＢＣはタタラ場で暮らそう

気が付くと、私は大きな川の前にいて そこには不気味な骸骨が！ 骸骨が言うには、ここは三途の川で、私は死んだという。 そんなわけないと抵抗する私に、骸骨はこう言い放つ。 「お前の…