歴史・時代・伝奇の小説

それは終戦の花鎮（はなしずめ）の祈り。「今に、わたくしが死んだら。鎮めの花と花と、この御国の土に、どうぞ埋めて下さいましね」 大戦に引き裂かれた家族の絆。1945年終戦のハルピ…

1940年ヒューストンの研究施設が大爆発し異世界と繋がり侵略を受ける。アメリカでは愛国感情が最大限まで高まりアメリカの総力戦が始まる。また異世界人たちは地球を侵略しようと目論んで…

シベリアに異世界と繋がる門が発生し異世界軍が侵攻され極東ソ連軍は壊滅し満州国も瀋陽が陥落し日本に亡命政府を設立し日満軍は遅滞戦闘によって朝鮮半島北部で防衛戦をおこなっていた。この…

日本橋の呉服屋の隠居に嫁いだ若い嫁は、お歯黒もせず振袖姿で取り巻きの若い男たちと派手に遊び歩いている。 隠居は嫁を大目に見ているが、取り巻きたちの素性を調べてほしいと、泪橋のお役…

天国と地獄を隔てる門がある。そこには小鬼が住んでいた。

近世、山あいの集落での物語。伝統の祭祀と深く関わりながら日々の暮らしは送られる。集落の中でそれぞれの立場で生きる若者たちの、揺れ動く関係に焦点を当てる。そんな集落にも寒冷の冬が訪…

若き日の木下藤吉郎は謎の侍に出会い、「男として大切なもの」を捨てても天下を望むと言い切った。 藤吉郎は秀吉となり信長の姪を娶るが、なかなか子供はできなかった。 しかしそのうち、秀…

五丈原にて諸葛孔明は死んだ。そして、その報は呉に仕える兄の元へ届くのであった

秀吉の小姓として石田三成と交友を深める大谷吉継。しかしかれは花吐き病という難病にかかっていた。

BIG Seven世界の住人達のワンシーンを綴る短編集です。本編と違って完全に作者のやる気と気分次第での不定期更新となります。脳内のイメージを出力しただけなので場合によっては本編…

１７世紀アメリカ生まれの錬金術師ジョージ・スターキーが記した”哲学者の水銀”の製法。それは、銅を金に変えたり永遠の命を得る事が出来る奇跡の水。ロンドンで実験助手をしていたイーデン…

戦後すぐの東京郊外で起きた奇譚。ようやく日常生活を取り戻した人々が今日もつつがなく日々を過ごす。帰宅時間帯真っただ中の通勤列車にある一人の男。ふとしたことから男は列車を降りて、せ…

赤穂浪士討ち入りを基にした古典的な時代劇である忠臣蔵。 古典的であるが故に最近では取り上げられにくくなったり逆方向に再解釈の対象等になりつつあるこの忠臣蔵について、再解釈の再解釈…

時は中世、奈良の治安は悪化の一途をたどる。乱れすさんだ世の犠牲となるのは悲しいかな、か弱き存在。御法も人心もすさぶ末法の世に、いかにか忍んで生きるべき。忍べども、もとより報われる…

戦国時代の中国地方。戦には、勝ち戦があれば負け戦もある。負け戦の極限状態のなか、さらなる過酷さが落ち武者たちを襲う。とある戦に出陣した父子を待ち受ける悲運とは。今は獄につながれる…

時は赤穂浪士と同じ時代のこと。京都島原遊郭には、夕霧太夫という名代の芸妓が咲き誇っていた。この物語はそんな夕霧太夫の死後から始まる。過ぎ去った美しき昔を懐かしむ語り手。いわくあり…

１８４８年から１８４９年、鎖国政策を取っている日本に、アメリカ・インデアンと白人の混血青年が密入国を実行します。主人公のレイナルドは捕鯨船の船員になり銛射ちとして活躍しながら、船…

戦国の世ははるか遠くに過ぎ去った天下泰平の世。江戸の町に今川義元公を探って駆けずり回る一人の男。一体なぜ彼は走り回るのか。はたして目指すしるしは取れるのか。江戸情緒あふれる道のり…

北朝鮮で生まれるということ、見える世界をリアリティを持って描く。 北に生まれ、中国、ヨーロッパを経て南へ辿り着いた少女、ソンミンの数奇な半生。 *この物語はフィクションです。実…