★
0
概要
アナログ文化を愛する人に
「非日常アナログシティ」 あらすじ●
1988年、私の中に大きな変化が起きた。
自分が働いてきた仕事が世の中からいらなくなる。業界すら存続の危機。こんな経験をしてみると、世の中から自身の存在まで否定された感覚になる。
野口はレコード針メーカーに勤めていた。
CD(針の要らないレコード)の出現と普及の速さに野口のレコード針メーカー等はなす術がなかった。そして、その後すぐ、音響製品問屋の倉庫会社に出向となり、勤めていたレコード針メーカーが正式に解散したのは1990年(平成2年)3月のことだった。
当時、まさか病気だとは思わなかったが、自身の意識の中に止まってしまった記憶をかかえながら、この30余年を暮らしてきた感覚がある。
それがつい先ごろ、その止まっていた感覚が動き出した様子な
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?