概要
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!それはまるで甘酸っぱい、淡い恋のような。
私は、作者様がとある方に書かれた秀逸なレビューからこちらに辿り着きました。目を惹く文章に興味本位で覗かせていただいたのですが、一話、二話……。追うごとに、どんどんのめり込んでいきました。
こちらは作者様の旅行記で、タイトルの通り「ネットで知り合った方とシベリア鉄道に乗ってみた」お話です。
郷には郷に従え! なトイレ事情や鉄道事情等、その国ならではの風習が繊細な筆致で綴られています。
それだけでも読んでいてとても楽しいのですが、ひとつ、こちらのエッセイで欠かせないのはネットで知り合った方――Zさんの存在です。
ネット民に凸して、シベリア鉄道旅行と至った作者様の行動力には脱帽です。
しかし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!おかわりお願いします
作者さまがZさんを追いかけていたように、私は作者さまのことが気になります。とても考えさせられるような深みのある作品や、どこまでも表現を追求した氷の刃みたいな作品を書かれる方で、初めてコメントさせていただいた時はものすごく緊張したのを覚えています。「ちょーおもしろかったです」とかコメントしたら即ブロックされるんちゃうかな……そんなことを思っていたのも今は昔。飾らない、時に(色んな意味で)泥臭い一面が見えてきて、その素敵なお人柄にいつも癒されております。
そんな方の思いつき突撃旅行記……他の皆さまがおっしゃる通り、面白くないわけない! 美しい景観、大切な想い出を懐かしむ優しい語り口、一割少ない…続きを読む - ★★★ Excellent!!!すっごく面白い旅行記ですよ! ドキドキわくわく!
文章力の高い作家さまの旅行エッセイです。
読み応え抜群!
読んでるだけで、未踏の大地を旅する、ドキドキわくわくが、読者にまで伝染してきます。
描かれている事の密度が濃く、最初から最後までスピード感のあるエッセイです。
それでいて、描写は丁寧。
シベリア鉄道ってそうなんだ〜。
ロシア人って意外と親切なんだ〜。(いや、意外っていうのは、何も情報がない私の偏見ですね)
初めて並ぶレジ! ドキドキ!
そして描かれる、目の前に広がる壮大で綺麗な光景……。必見です。(必読、というより、必見、と書きたくなる)
この作家さまは、女性。旅のお供も、女性。女性二人旅です!
本当にネットで知り合った人と旅をす…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異国情緒あふれる美しい旅情、雄大なシベリア鉄道の旅に憧れて
長期にわたる列車旅。日本では青春18きっぷや今は無きブルートレインなど、思い浮かべるかもしれません。
小説の舞台は日本のスケールを遥かに越えた世界大国ロシア。
ウラジオストクをスタート地点に世界最長を誇るシベリア鉄道での列車旅はスケール感が違います。
車窓から眺める壮大な自然。
美しいバイカル湖周辺で得られる旅の美味。
確かな筆致から現地の旅情がありありと伝わってきて、その場所に居合わせているような臨場感も楽しめます。
また、旅のお供は日本でネットで知り合ったというZさん(仮称)。ほとんど会ったこともない相手と世界情勢も危ぶまれているロシアでの列車旅ときたら……
その勇気と度胸には驚き…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ちょっとした旅気分の味わえる旅行記
ロシア旅行ってビザ取ったりなんだりと色々ハードルが高くて行きづらいのですよね。あとは治安が悪いとか、英語が通じないとかいうイメージもあるので言葉が分からないと更に行きづらい。(日本と比較するとどちらも否めませんが……でも英語はたまに通じます)
シベリア鉄道も昔乗ってみたいと思って調べたものの、長期の休みが取れずに断念したことを思い出しました。
そんな無念を晴らしてくれたこちらの作品。1万字とコンパクトですが、シベリア鉄道特有の情報からロシアだと割と一般的な情報まで色々と出てきたので、ロシアに行ったことがある人もない人も、どちらも楽しめる旅行記だと思います。 - ★★★ Excellent!!!旅行記って楽しいな、と改めて感じさせてもらいました
とても楽しい旅行エッセイです。
主人公(作者)が、シベリア鉄道に乗って旅をします。しかも、同行者はリアルでは実質初対面の人という、かなりの冒険コンセプトを含みつつ。
ロシアの方面ではトイレに紙を流してはいけないという、「日本と常識が違う」などの話が出てきて、「なるほど~」と心を奪われて行きます。
シベリア鉄道に乗った感覚、そして異文化の中での食事、バイカル湖の圧倒的な自然。
旅情、というものをしみじみと感じさせられ、異国文化に触れる喜びを濃厚に味わうことができました。
「これぞジャーニー! トラベルよりも更に冒険感のあるジャーニーだ!」
読み終えた後、そんな満足感で胸が…続きを読む