没落お嬢様の週末グルメ

読み進めると、お腹がすいてくるほど飯テロを食らいます。
なので、空腹時に読む時はご注意を！！

実在のチェーン店が登場するので、とても親しみやすい作品です。
そして、食レポも素敵。わかりやすく、何度も首もげるほど頷ける内容です。
楽しい気分になりつつ、お腹もすきました！
久しぶりに外食します(笑)

富裕層生活から一気に（自主的に）バイト三昧生活を送るお嬢様エマちゃんが、様々な庶民派のレストランで新鮮な驚きを体験する、というストーリー。
かつて令嬢であったにも関わらず、コンビニ弁当生活を送り、なかなか生活力があって逞しさを見せつけてくれます。
また、性格も謙虚で、かつての御光を背負わないところが尚好感が持てます。
あくまでもお嬢様言葉で、庶民派レストランを堪能しつくすところが面白いです！
これから彼女はどうなるんでしょう？
目が離せません！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（137文字）

漫画やアニメでは無い、文字によるグルメの表現。
そこに小説の新しい可能性を見ました。
ありがとうございます。

美食の国、日本。
ミシェランガイドの星の数は世界一を誇り、飲食店は基本的にどんな店でも一定レベルの味が保証されており、またそのサービスはただ食事をして腹を満たすだけにはとどまりません。
つまり、日本で外食を行うというのは、それだけで極めて質の高いサービスを受けられるという、一種の特別な贅沢体験なわけです。
そして、ただ美味しいだけが日本の食の神髄にあらず。
全国展開されるようなチェーン店においても、安さや楽しさという新たな尺度で食事を満足いくものに高めようとしてくれる、鋭意工夫が見られます。
本作では庶民的な外食に不慣れという、ある種の異文化圏にいたお嬢様が、庶民的な外食チェーンでその神髄を…続きを読む

※まず注意事項……お腹が空きます（笑）。

孤独のグルメというドラマをご存知の方は多いかと思います。
中年の男性が一人で食事をするドラマです。
こちらの「没落お嬢様の週末グルメ」も、没落お嬢様が職場の同僚と週末に食事をする話です。

この二つの物語に共通なのは「それだけじゃない」と言う事です。

それが何かは読んでのお楽しみです。

グルメというのは美食家を表す言葉です。美食とは一言で言い表すと「おいしいもの」というよりも、美しい食、つまり「人の心を豊かにする食事」だと私は思います。食事が与える幸福、それは人により様々かとも思いますが、人間にとってはかけがえのないものです。例えばマズローの５…続きを読む

数年前にど田舎に引っ越して以来、
すき家もすたみな太郎も、
コンビニでさえ自宅近くにない生活になってしまい
あぁ、こんな楽しい日々があったなぁ～としみじみ
あのワクワク感と自然と家族が笑顔になる雰囲気
もう何年も味わってない（笑）

御作を拝読して
ヨシ、今週末は車で遠出して『すき家』に行こう！と
思わずにはいられない、そんな一作でした
（ちなみに、車で２時間以内の場所にすたみな太郎はないので断念）

企業とのコラボミックスコミカライズに一票です！

カドカワさん、メディアミックス狙っているんでしょ？
異世界転生からアニメ、ゲーム展開もいいけどさ、顧客はもう飽き始めているんですよねw
むしろ、リアルチェーンとのサービスミックスに乗り出したらどうですか？
って、思わせてもらえる素晴らしい作品でした♫

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（144文字）