この物語の主人公は、その背景を巧みに描き出しており、やがて著名な英雄へと成長していきます。
英雄としての使命を終えた後も、彼の人生は終わることなく、むしろ始まりに過ぎません。彼は周囲の人々との出会いや関係を通して、より賢く、より成熟していきます。
ヒロインたちもまた非常に魅力的で、彼女たちの個性と目標は、読者を単なる恋人としてではなく、登場人物として深く惹きつけます。
脇役たちもまた魅力的で、物語の中で生き生きと描かれ、単なる物語の穴埋めではなく、読者は実際に彼らに心を動かされます。
この物語の悪役たちも奥深く、確固たる目的と欲望を持っているため、たとえ共感できなくても、人間として理解することができます。
世界観の構築も巧みで、隅々まで探求できていないにもかかわらず、作者が伝えようとしていることをしっかりと理解することができます。
はっきりと言って少し見づらい文章(。の無しやインデント無しとか)なのですが、それ(文章)以外には全く文句なしの全ての要素においてトップクラスです。
ストーリー、キャラデザ、構成、設定…物語が持つべくすべてを全部持っていると思います。
1話の長さもよくて、読みごたえがあるし、長いだけじゃなくてテンポもいいから内容を入れやすい。
今まで自分が見たファンタジー作品の中、この作品は間違いなく無条件でお勧めできます。
物語の設定上、残酷な描写が強い場面があるので耐性がない方はお勧めできませんが、それもまた雰囲気を構築する装置だと思うとまた良し。
後は誰も傷つかずハッピーエンドになることだけを祈ります。