旅行記って楽しいな、と改めて感じさせてもらいました

 とても楽しい旅行エッセイです。

 主人公(作者)が、シベリア鉄道に乗って旅をします。しかも、同行者はリアルでは実質初対面の人という、かなりの冒険コンセプトを含みつつ。

 ロシアの方面ではトイレに紙を流してはいけないという、「日本と常識が違う」などの話が出てきて、「なるほど~」と心を奪われて行きます。
 
シベリア鉄道に乗った感覚、そして異文化の中での食事、バイカル湖の圧倒的な自然。
 旅情、というものをしみじみと感じさせられ、異国文化に触れる喜びを濃厚に味わうことができました。

 「これぞジャーニー! トラベルよりも更に冒険感のあるジャーニーだ!」
 読み終えた後、そんな満足感で胸がいっぱいになります。オススメです!

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