個人的にお嬢様って属性が好きすぎるのもありますが、それを差し置いてもリノちゃんがかわいすぎる。
可愛いの一点突破で最初から最後まで読み切れます。
ミステリーという要素もあるが、リノちゃんってこんなすごいところもあるんだよという感じで能力が発揮された感じで、あまりミステリーと感じさせないキャラ小説って感じでした。
というか、自分はミステリーであることを忘れて、リノちゃん可愛いとしかずっと思ってませんでした。
リノちゃん可愛いとしかこの感想書いてませんが、何度でも言います。
リノちゃんがかわいいです。
とっても萌えました、こんなかわいいお嬢様の魅力を我々にお届けいただきありがとうございました。
短編だからと油断していたところを的確に突かれた気がしますね。悔しい。笑
まずキャラ。濃くて嫌味がない!! 過不足ない描写でみんな脳内に想像できました。
やはり最推しはお嬢様。ポンコツ具合が、ほどよくリアルながら愛らしく感じてしまいます。テンプレお嬢様の予想を大きく上回る魅力。
あとは安田先生が好きかな()
そして展開。気を引かれて次々読み進め、意表を突かれたりもしたのですが、最後までストレスを感じませんでした。何この爽やかさ。
ショッキングな場面・センシティブな要素・沢山の文字数がなくたって引き込めるんだよ!! と叩き込まれました。すげー。
多くの方に軽い気持ちで開いて欲しいです。そして私と同じく「なるほどね!?」と驚いてほしい。笑
ささやかながら、応援レビューです。
ミステリー、そして「カワイイ」が特徴な作品でした。
家ではポンコツ、でも学校では天使と思われている美少女リネと、そのお世話係で振り回される主人公。
ホームズが大好きで探偵ごっこをやりたがる神宮寺リト。そんなリトの前に恰好の「エサ」と思われるような「密室……的なもの」が出現する。
そして見事に解決してみせるリネだったが、特筆すべきは「密室の謎」よりも「解決に至った経緯」の方だった!
本格ミステリにおいては「謎の設定」と「真相となるトリック」、「伏線となる手がかりやロジック」などが重視されます。
でもその他に結構重点を置かれるのが、「探偵がどうやって答えに気付いたか」というポイント。
この部分をなおざりにしちゃうと、新人賞だと下読みの書評家さんや作家選考委員からチクチクとやられたりする、結構重要なところでもありますね。
本作ではその部分の設定が面白かったです。
「気づいた理由ってそれか!」と、もう一片の疑いも出ないような設定。「密室において実は犯人が~」は割と良くありますが、こっちのパターンは意外と今までなかったかもしれません。
そしてまた、その状況に至った理由が可愛らしい。
最初から最後まで「カワイイ」で押し通し、探偵として(表向きは)活躍してみせる作品。
もし、この話に続編があるなら是非読んでみたいです。リネは自力で推理できるのか。そうでないなら、次はどうやって真相を暴くのか。
サクっと読めて、とても楽しめました。
という訳で。
美少女である神宮寺リネお嬢様が探偵役をやりたがり、事件らしきものを、解決しちゃうんですよ。
ええ。それは、そうなんですけどね。
この神宮寺リネという不思議な美少女の不思議な思考と行動が〝アレ〟なものでして。
読んでいて〝ええ! なんで、そんなことする?〟と思うわけです。
だけどね。あなた。
そんなものは、不思議な考えの美少女だから決まってますよね?
そこが良いに決まっているんです。これは。
確実に面白いから。本当に。
ライトコメディタッチの推理小説を求める方、残念美少女を愛でたい方。
格別の作品があります。
本作です!