概要
人も妖怪も化かし愛する
戦国の世が終わり、世は太平となった。しかし人ならざるモノの被害はなくなっていない。信太郎は妻の永と平穏に暮らしつつ、妖怪の専門家として仕事をしていた。しかし山姥にまつわる事件を調査する内に真実を知ってしまい苦悩する。人と妖怪の、交流と闘争の物語。
※小説家になろうにも掲載しています。
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- ★★★ Excellent!!!悲しくも愛しい、人でなし夫婦のあてなき道中記
世は戦国から離れ、泰平の世。
『草薙衆』と呼ばれる、妖怪の専門家として仕事をしている信太郎は、山姥退治を奉行所の与力から依頼される。
『山姥』というだけで退治しろと命じられ、信太郎は気が乗らなかった。
そんな彼の話を、妻の永はただ話を聞く。そんな妻に、感謝する信太郎。
そして彼は、山へ向かい、山姥と対話することに。山姥は子どもを守っている無害な妖怪だった。その事を知った信太郎は、彼女たちを守ることにする。
しかし与力は、山姥を徹底的に排除しようとする。信太郎たちは解決方法を探るが、そこで事件が起きる……。
妖怪にも無害なもの、人の助けになるもの、神のような存在もいる。
しかし、妖怪の敵であ…続きを読む