第一話を読了した時点で「これは気になる」と感じる良作。
妖怪退治を専門とする侍である主人公が、ある山に住む妖怪の討伐を命じられるところから話が始まります。
しかし話は二転三転、主人公は妻と共に流浪の旅に出ることになる。
生真面目な主人公。
そんな主人公を支える、賢い妻。
武芸に秀でているけど頭の固い主人公に妻が助言して、妖怪退治を果たす。
そんな王道を予想している方も多いかもしれません(私もそんな感じかなあと思っていました)
実際に読んでみてください。
生真面目でありつつ、実は結構ふてぶてしい一面もある主人公や、奥さんの別の面にきっと驚かれるでしょう。
二話以降が楽しみです。
右中桂示先生の『人でなし夫婦道中記』は、戦国の世が終わり泰平の時代を迎えた日本を舞台に、人間と妖怪の交流と闘争を描いた和風ファンタジー小説です🌌✨。
主人公の信太郎は妖怪専門の調査を行う「草薙衆」の一員であり、美しい妻・永と共に平穏な日々を過ごしています🏡💖。
しかし、山姥にまつわる事件を調査する中で、人と妖怪の狭間で苦悩し、真実に向き合うことを余儀なくされます⛰️🔍。
物語は、妖怪たちとの戦いや対話を通じて、人間と妖怪の関係性や、それぞれの存在意義を探る内容となっています🐉🌟。
また、時代劇の雰囲気を残しつつ、妖怪の描写が緻密で、アクションやミステリー要素も盛り込まれたエンターテインメント性の高い作品です📚✨。
あなたも夫婦の絆と妖怪たちの魅力を存分に楽しんでみませんか?📖✨
戦が終わり、世の中は平和になった——はずなのに、人ならざるモノの厄介事はなくならない。妖怪専門の調査をしている信太郎は、妻の永と穏やかな日々を過ごしながらも、次々と奇怪な事件に巻き込まれる。山姥にまつわる事件を追ううちに、彼は人と妖怪の狭間で苦悩することに……。
この作品の魅力は、個性的で魅力的なキャラクターたちです。特に、強くて凛々しい女性キャラクターが際立っていて、夫婦のやりとりもテンポよく楽しめます。妖怪の描写も緻密で、時代劇の雰囲気を残しつつ、エンタメとしてのワクワク感もしっかりあるのが魅力です。また、アクションシーンも迫力満点で、まるで時代劇映画を観ているような気分になりました。
時代小説が好きな方はもちろん、バトルやファンタジーが好きな方にもおすすめの一冊です。人と妖怪が入り乱れるこの世界で、信太郎と永がどんな道を歩むのか、ぜひ読んで確かめてみてください。
人でなし。
意味としていくつか考えられる言葉である。さてではこのタイトルにある「人でなし」は。この夫婦はどのような「人でなし」であるのか?
そこについては、ぜひ読んで確かめていただきたい。「なるほどなあ」と感心することを保証する。
妖怪というと、どんなものを思い浮かべるだろう。
この作品に登場する妖怪は、いずれも誰もが一度は耳にしたことがあるものではないだろうか。
そんな妖怪たちと、それから人と。この関わり合いを毎章大変に楽しめる。
妖怪には妖怪の、人には人の、考えがある。なるほどこういう考えもあるのだなあと、そんな風に思いながら読むのもまた一興です。
そして何より。
中心にいる信太郎と永が魅力的なのです。
ぜひ、ご一読ください。
人でなし夫婦。まず、そのタイトルに目がいくのではないのだろうか。
妖怪の専門家として仕事をしている主人公信太郎。妻の永とは良い仲であり平穏に暮らしていたのだが、山姥の事件に巻き込まれて……!?
山姥の事件から始まり、河童に人魚、蛇に百足に、鬼と妖の定番の目白押し。
どれか一つは、何かのお話で触れたことがあるのでは無いだろうか。
例えば山姥。山姥と言えば、三枚のお札や、金太郎などが有名だろうか。そんな昔話を彷彿とさせるストーリーは、幼き日に読んだストーリーを歪めることなく盛り込んで、これがまた懐かしさを助長させる。
筆者様のストーリーを読んで、ああ、そういった見方もあるのかと、私の胸は躍り、ついつい先へ先へと読み進めてしまう。
最新話では鬼が主題となっている。鬼といえば……、なんてまた考えてしまうので、ここで割愛。
人でなし夫婦というタイトルの意味を追い求めるのも含めて、どうか一度手に取ってみてほしい。
オススメです。
この物語の主人公は、妖怪退治を生業とする若き青年・信太郎と、その美しき妻・永。しかし、この妻・永には、誰も知らない“もうひとつの顔”が隠されていました。
物語の第一章は、奇想天外な夫婦の道行の始まりを描いた序章であり、ここから「人でなし夫婦」としての旅が幕を開けます。
信太郎の不器用ながら真摯な性格と、わがままなようでいてどこか茶目っ気のある永の個性豊かなやり取りが、物語に彩りを添えています。
また、河童、人魚、蛇といった妖怪たちとの迫力ある戦闘シーンはもちろん、それぞれの妖怪たちが抱える事情も様々で、ロマンスやミステリの要素も盛り込まれており、興味深い内容になっています。
中でも、『第三章 人魚と尋ね人』は童話の下地を思い起こさせて、心に残るエピソードでした。
時代劇だけでなく、ファンタジー小説がお好きな方にも、幅広い層にお薦めです。
舞台は、戦国が終わり訪れた太平の世。
とある夫婦が、人間と妖怪の間で生じる争いを解決していく物語。
「人でなし夫婦道中記」というタイトルが示す通り、主人公は訳あり夫婦です。
人でなし、とはいったい……⁉︎
色々と想像が膨らみますよね! 判明するまでにさほど時間はかかりませんので、まずは第一章を読んでみてください。
彼らがなぜ「人でなし」なのか知ってしまえばもう、これからどうなってしまうのか気になって、今後の展開に釘付けになるはずです!
物語を描き出すのは硬派な文体、彩るのは人間と妖怪という異なる理に生きるものたちの軋轢と和解、そして愛情。
謎あり戦いありの手に汗握る展開の多いストーリーで大変引き込まれるのはもちろんのこと、なんといっても時代ものならではの雰囲気づくりが巧みで、読んでいてとても心地よいのです。
そして、個人的に推したいのが、信太郎と永という主人公夫婦!
愛のある二人であることは間違いないのですが、互いに自立した大人の関係で、恋人夫婦というよりも背中を預け合う相棒のような雰囲気が魅力的!(ここではあんまり言えないですが、色々と事情もありますしね……!)
「この二人の結末、いったいどうなるのー⁉︎ 」 と、最終回が読みたい一方で、ずっと見守り続けていたいから終わらないで欲しい。
そんな贅沢な葛藤を抱かせてくれる素敵なコンビです。
とにかく、物語の世界観にどっぷりとハマってほしいのです!
みなさま、ぜひご一読くださいませ。
世は戦国から離れ、泰平の世。
『草薙衆』と呼ばれる、妖怪の専門家として仕事をしている信太郎は、山姥退治を奉行所の与力から依頼される。
『山姥』というだけで退治しろと命じられ、信太郎は気が乗らなかった。
そんな彼の話を、妻の永はただ話を聞く。そんな妻に、感謝する信太郎。
そして彼は、山へ向かい、山姥と対話することに。山姥は子どもを守っている無害な妖怪だった。その事を知った信太郎は、彼女たちを守ることにする。
しかし与力は、山姥を徹底的に排除しようとする。信太郎たちは解決方法を探るが、そこで事件が起きる……。
妖怪にも無害なもの、人の助けになるもの、神のような存在もいる。
しかし、妖怪の敵である自分とは相容れない。
認められたい、愛されたい、愛したい、許したい。
けれど、人の法と妖の理は違う。はたして、人と妖の行方は――