第13話 友情とは
皆様、男女の友情ってどう思われます?
賛成派?反対派?信じたいけど無理でした派?
私はナンセンス派ですね。この議題そのものがナンセンスだと思っています。
そもそも友だちというものに疑問を持つことが多いです。
関係性に名前をつけることに意味を感じないし、名前をつけることを強要してくる風潮が苦手です。
私は会長とクズのことが好きです。
それでいいじゃないですか。
「君はさ、人の恋バナめちゃくちゃ聞いてくるけど、自分のこととなると急にすんってなるよね」
人でなし(ガチ)たちで、友情とか恋とかってどう思ってる?という話題になった時の気付き。このクズは人の恋バナをニヤニヤしながら聞くくせに自分の話を全くしねぇ。
「なんか喋りたくないっていうより、喋るものがないって感じがするわ」
私が喋っている間終始キョトン顔のクズ。
「興味ないんでしょ?そういう欲なさそう」
そう言った後で私は思ったのです。
私は別に、そういう欲がないから君を好きってわけじゃないんだ。
『男子と恋バナしたら‘’期待‘’の話ばっかりでびっくりした。そんな見るもんなんだ』とか結構マジな感じで言ってたり、そもそも私の‘’期待‘’ことをあれだけ馬鹿にできたりするからさ。なさそうに感じただけであって、全然あっていい(って言ったら語弊しか生まないけど)。
影でAV観て抜いてても全然引かないよ。ていうかやってない方が珍しいと思うし。
性欲なさそうとか言って決めつけたら息苦しいでしょ!!
なんとかこの想いを伝えなくては!!
「いやごめんね、決めつけて。全然私は違ったとしても幻滅しないから!!」
ヤバい!!キョトン顔のままだ!!響いてない!!
「私もエロ漫画読むの大好きだし!!」
全員仲良くキョトン顔。
あの場で一番『なぜそうなった?』と思ったのは私です。
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