第11話 セックスって言いたかっただけだろ
せっかく受験が終わったのでね、受験に関係のない勉強をしようと思いまして。
『フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者』という哲学の本を図書館から借りて読んでいる。
隙間時間に単語帳ではなくこれを開き、「ここはこうなの?」みたいなのをノートに書きまくったり、「こいつ絶対こうだろww」みたいな絶対怒られる人物像の考察をしたりしています。
上の熱中具合から察せられるように、この本は哲学というとっつきにくい学問をすごく分かりやすく面白くまとめてくれている。
そんな素晴らしい本を読み(三人目であるデカルトまで)、一つだけひっかかったところがある。
少し難しい考え方(『方法序説』の中で説かれる四段階で考える方法)を説明するために、この本ではある例を出した。
ここまでは分かる。ありがたい。
その例が『夫婦の仲違いについて』だった。
まぁ、それが一番しっくりくる例ってこともある、かな?
この考え方の特徴として、順序立てて原因を列挙していくというものがある。
そのため『夫婦の仲違いについて』も例としての役割を果たすため、原因を列挙していくわけだ。
『景気の問題』『相性の問題』『経済的な問題』…。
そしてその中にしれっと紛れ込む『セックスの問題』。
いやお前セックスって言いたかっただけだろ!!
なぁ!!セックスって言いたかっただけだろ!!セックスって!!
この例を出したのもセックスを出したかったからだろ!!セックスを!!
セックス!!
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