第29話 各停
各停の電車に揺られる。
「そうだ。あのさ、自己紹介の時にいた頭がピンクのやつ(物理)覚えてる?」
「あー、はい。デュエマやってた」
「そいつ学校辞めたんだって」
「え…そうなんですか」
車輪の唸る音が心地よい。
「うん。クイ研の副部とかやってたんだけどね」
「雀魂でフレンドになったのになー」
窓の外で景色が流れる。
「まぁ本人が決断したことだからね」
「そうですね」
みんな行き先も、速さも違う。
たまたま駅で会えただけなんだ。
そんな当たり前のことを実感する日々だ。
LINEもインスタも繋がってない。
私は久しぶりに雀魂にログインした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます