概要
救われない世界、だから少女達は漆黒の翼で終末の空を舞う
聖歴一〇八年夏。
旧世紀の末、人の世は一度終わりを告げた。蒼天の彼方から襲来した『天使』と呼ばれる有翼生物の群れによって、突如として絶対的支配者の座から蹴落とされたのだ。
いくつもの国や地域が消滅し、九十億とも百億とも言われる人口は半減した。文明は大きく後退し、国同士の連絡網は寸断された。
追い詰められ文明水準が大きく後退する中、人類は新たな希望を見出した。かつて自分達はそのような戦場で戦ってきたではないか――――
『悪魔』と呼ばれる有翼生物と手を結んだ一部の人類は旧世代の航空機とともに、彼らの力を受け継ぐ『魔女』を育成し、戦場に投入した。その多くが年若い少女であった――――
旧世紀の末、人の世は一度終わりを告げた。蒼天の彼方から襲来した『天使』と呼ばれる有翼生物の群れによって、突如として絶対的支配者の座から蹴落とされたのだ。
いくつもの国や地域が消滅し、九十億とも百億とも言われる人口は半減した。文明は大きく後退し、国同士の連絡網は寸断された。
追い詰められ文明水準が大きく後退する中、人類は新たな希望を見出した。かつて自分達はそのような戦場で戦ってきたではないか――――
『悪魔』と呼ばれる有翼生物と手を結んだ一部の人類は旧世代の航空機とともに、彼らの力を受け継ぐ『魔女』を育成し、戦場に投入した。その多くが年若い少女であった――――
私の作品を愛してくださり、ありがとうございます。
1ページでも読んでくださった全ての方に感謝を。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!生き抜いて欲しい。この天使に虐げられた世界を。
目を見張る空戦から始まる、『魔女』ミサキと『悪魔』ソロネ、そして彼女たちを取り巻く少女たちの物語です。
人の世に終わりを告げ、蹂躙するは『天使』。
およそ我々の想像する天使とは異なる凶悪さで、人間を支配し、死をもたらす存在です。
そんな天使たちに挑む、年若い少女たち。
ランドセル型の飛行ユニットで戦闘機に混じって空を駆け、敵を討つべく銃のトリガーを引くのです。
疾走感のある飛行シーン、敵味方入り乱れる空戦は圧巻!
果敢に挑む少女たちの描写には、臨場感が溢れています。目の前で展開されているかのような戦闘シーンに、息を呑まされることでしょう!
飛行ユニットにAIが積まれているのが、これま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!考えさせられ、心震え、夢中になります。
愛する者を守るため、国を守るため、生命を守るため。
理由は様々ですが「天使」と呼ばれる存在との戦争の日々を重厚で映像的、それでいて体温を感じる描写によって描いた物語です。
戦争は殺し合い。
夢も希望も愛する人も、雑草のように引き抜き捨てられて行く。
そこにはロマンなど何も無い。
殺戮があるだけ。
そんな当たり前の事がグイグイと迫ってきます。
でもそれだけでなく、作者様の突出した表現力によって、少女の苦悩や諦念や愛情等が時に重く、時に爽やかに描かれます。
私程度の文章力でこの作品の良さを描き切れるとは思えないので、とにかく読んで頂ければと。
「読んでよかった」
必ずそう思えることをお約…続きを読む