目を見張る空戦から始まる、『魔女』ミサキと『悪魔』ソロネ、そして彼女たちを取り巻く少女たちの物語です。
人の世に終わりを告げ、蹂躙するは『天使』。
およそ我々の想像する天使とは異なる凶悪さで、人間を支配し、死をもたらす存在です。
そんな天使たちに挑む、年若い少女たち。
ランドセル型の飛行ユニットで戦闘機に混じって空を駆け、敵を討つべく銃のトリガーを引くのです。
疾走感のある飛行シーン、敵味方入り乱れる空戦は圧巻!
果敢に挑む少女たちの描写には、臨場感が溢れています。目の前で展開されているかのような戦闘シーンに、息を呑まされることでしょう!
飛行ユニットにAIが積まれているのが、これまた良いのです。
共に戦う戦闘用AI好きとしては、外せない推しポイント!
それに加えて少女たちも個性豊かで、それぞれの背景にドラマを感じさせてくれます。
この少女たちが、もう愛おしくて、切なくて、尊くて堪らない……!
まだ7話と、物語は始まったばかりです。
ぜひ彼女たちを愛でつつ、この苛烈で哀切漂う世界を生き抜くさまを、共に見守ろうではありませんか!
お薦めします(^^)!
愛する者を守るため、国を守るため、生命を守るため。
理由は様々ですが「天使」と呼ばれる存在との戦争の日々を重厚で映像的、それでいて体温を感じる描写によって描いた物語です。
戦争は殺し合い。
夢も希望も愛する人も、雑草のように引き抜き捨てられて行く。
そこにはロマンなど何も無い。
殺戮があるだけ。
そんな当たり前の事がグイグイと迫ってきます。
でもそれだけでなく、作者様の突出した表現力によって、少女の苦悩や諦念や愛情等が時に重く、時に爽やかに描かれます。
私程度の文章力でこの作品の良さを描き切れるとは思えないので、とにかく読んで頂ければと。
「読んでよかった」
必ずそう思えることをお約束させて頂きます。