終わり。
ランスロットが飛び出す。
モルドレッドも飛び出し、僕もそれに続く。
「「「解放。」」」
「モルドレッド。」
「聖剣・エクスカリバー。」
「ランスロット。」
「消えろ!!」
モルドレッドが叫ぶ。
ランスロットとモルドレッドの剣がぶつかりガキィと重低音が響く。
2人が退くが、僕はランスロットの所に飛び出していた。
ランスロットの剣はチカチカと剣が消えたり現れたりしている。
「おらあぁあああぁ!!!」
これを逃すわけにはいかない。
だがランスロットは僕を気にせずモルドレッドに突っ込んでいく。
隙だらけだ。僕はランスロットが突っ込んでいった方向に切り替えてランスロットにトドメをさす。
「モルドレッドっっ!」
「壊れろ!!」
モルドレッドが剣を振るう、だが、ランスロットは避けない。肩を斬られつつ、モルドレッドの心臓を刺した。
僕は、ランスロットにトドメの一撃を食らわせた
「さ...ような...ら...2世...」
そう呟き、モルドレッドが消えていく。
「わ...たし...もここ...まで...か...アーサー王...」
ランスロットも消えていった。
僕はこの戦いの唯一の生存者になってしまった。
悲しさも悔しさも怒りも。そんな感情はなく、ただ、ぽっかりと穴が空いた感じ。
歩いて、アメリカの大統領を殺して、世界のリーダーを殺して、世界を変える。
その為に歩く。
歩く。
歩く。
走り出す。
走る。
走る。
―――――――
ホワイトハウスにアメリカ大統領がいた。
話は聞かない。
黙って死ね。
そして、
――――――――
もう、世界は僕より強いやつはいなかった。
円卓の騎士達が強すぎただけだった。
シュバリエ帝国以外が
治安は僕が世界中に周り、テロを阻止。抑止力に努めた。
ヨーロッパにあった円卓の騎士の石像に行くと全てが直っていた。講堂は傷だらけだったが。
世界は僕の目指した方向に着々と進んでいる。
僕は特に命令もしていない。命令する奴は許さない、と警告したからか、上司などの上の存在はなくなった。みな平等。
自分自身で考え行動する。人間が知能を与えられて、目指すべき理想像はそれだと思う。
「そうだよな、エクスカリバー。」
僕は剣に向かって呟く。
誰かはきっと自分の事を見守ってくれている。
そして、信じればきっと叶う事だってある。
叶っても、その後を努力するのも自分。
そしてこの物語は、僕が世界を変えられると信じてエクスカリバーと作った、シュバリエ帝国だ。
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