概要
騎士になることは幼い頃からの夢であり、妹の病気を治す手段でもあった。しかしトオルには、騎士に必要な力《彩能》が欠けていた。
彩能とは、色と願いが合わさって発現される非常識な力。
彩能に対抗できるのは彩能だけ。
だからこそ彩能飛び交う騎士選定試験でトオルが合格するのは絶望的だった。
ある日、騎士になるための秘策をトオルは思いつく。それは凶悪犯罪者を捕縛して貢献度による補正を受けるというものだ。
騎士団ですら何ヶ月も捕まえられない連続殺人犯――亡霊。
トオルは亡霊を捕縛するため、友人らと共に動き始める。
情報収集を経て亡霊と接触することに成功したトオルたち。だが、亡霊は元騎士で彩能を使う強敵だった。
激戦の末、幼馴染の少
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!シノミヤ先生はノーパンです(ウソ)
スカートの中を確認するために騎士になろうとする主人公のお話しではありません。
(騎士になればスカートの中み放題の特権でもあるのかな?)
そんなことありませんし、騎士になればそんな事が許されるなんてありません! それに、第一スカートの中身を見るために騎士になる主人公のお話しでもありません!
* 確か、どこかのボンボンが凄い趣味の持ち主でパンツを見せてもらうためのあれやこれやなお話しがあって、それに似たようなお話しなのかな?
と 期待されま読者諸氏!
残念ながら『それはない!』 とだけ言っておこう!
もの凄くパワーのあるタイトルのお話しだけど、それとは一転。
意外と…続きを読む - ★★★ Excellent!!!タイトルに素直につられてもええんやで?魅力はヒューマンドラマやけどな?
序盤の微エロ路線もなかなかに楽しい展開でした。先生のキャラがたってて、思わず笑ってしまいます。
『彩能』による力の序列がつけられる世界で、騎士になるために奮闘する主人公。このままでは騎士になれないと、やれることは何でもやっているので、ダメ元でタイトルのようなことまでやってしまいます。
しかし、話が進むにつれて心理描写に心を揺らされるヒューマンドラマの成分が強くなっていきます。
作者様によれば原題は『優しい嘘』だったそうです。
この原題が感じ取れるまで、読みすすめてしまったら・・・涙で先が読めなくなってしまうかもしれない。
普通の定番WEB小説にあきてしまった人には、特におすすめです。 - ★★★ Excellent!!!タイトルからは想像できない深みのある物語
展開、描写、キャラクター全ての面で高品質な一作!
お色気なろう小説と思いきや、とんでもなく深みのある真摯な小説でした。
無双チート系とはある意味真逆の、落とすところまで落とす展開はWEB小説的ではないのかもしれないけど、その分物語に圧倒的な深みが出て、すごく感情移入してしまう。
序盤で丁寧に張られた伏線が回収されるたびにカタルシスがすごくて、この展開力には感心してしまった。特にどんでん返しと言っても差し支えないくらいの大きな伏線回収もあるので、ミステリー好きにも刺さるかもしれない。
描写面も流石の一言で、コメディ調の部分はさらっと小気味よく読めて、それでいて重みのあるシーンはしっかり心…続きを読む - ★★★ Excellent!!!砂の如く手から零れ落ちる、ありふれた日常も、大切なものも、何もかも
彩能と呼ばれる特殊な力が存在する世界で、騎士を目指していた主人公のトオル。しかし、騎士となるためには必須とも言える彩能を、彼はまだ開花させることが出来ずにいた。
騎士となるために彼が思い付いたのは、凶悪犯罪者を捕縛すること。成功すれば、貢献面から騎士になれる可能性がグッと上がる。現段階では騎士になることが絶望的な彼にとって、それは正に賭けであった。
ターゲットに選んだのは亡霊の異名を持つ、現役の騎士たちでさえ、その身柄を確保出来ていない連続殺人鬼。その選択が、全ての悲劇の始まりだった──
クオリティの高さと評価が正直釣り合っていない、個人的にはもっと読まれても良いのではないかと思う逸品…続きを読む