概要
辰年なので、龍の話を――わたしは龍神さまのもとで働きます!
少女小説風味の龍神と村娘の異類恋愛物語。五万字くらいの23話完結です。
東の海に浮かぶ島、陽明国。
この国には少女を生贄にささげる風習が神話の時代の昔にあった。
現在ではすたれた風習だったが、長く続く日照りのために、雫村では生贄を捧げることがきまった。
選ばれたのは、この村の神職である家柄の藤(ふじ)という少女。
活発で聡明な、まだまだこれからの少女だった。
神泉にそそぐ滝の上から落ちた藤は、そこから人生が一変する――
東の海に浮かぶ島、陽明国。
この国には少女を生贄にささげる風習が神話の時代の昔にあった。
現在ではすたれた風習だったが、長く続く日照りのために、雫村では生贄を捧げることがきまった。
選ばれたのは、この村の神職である家柄の藤(ふじ)という少女。
活発で聡明な、まだまだこれからの少女だった。
神泉にそそぐ滝の上から落ちた藤は、そこから人生が一変する――