第24話 カクヨムコン9振り返り①分析編

 皆様、こんにちは。

 カクヨムコン9の最終選考結果が、ついに発表されました。


〜カクヨムコン9、受賞された皆様、おめでとうございます!!!〜


 落選した私は、その結果を受けて、自分自身の振り返りをしたいと思います😊


 ということで、まず基本的な情報がこちらです。


▼カクヨムコン9最終選考結果のページ

https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_009


<今回の目次>ちょっと長くなりましたので…


1:応募した作品と結果について

2:応募カテゴリー(恋愛)で受賞した長編作品

3:恋愛部門大賞受賞作品について

4:恋愛部門の作品に必要なことは何か

5:レーベルの考察

6:カクヨムコンとは何か

7:ライト文芸部門


→次回、カクヨムコン9振り返り①自分自身の振り返り編 に続きます。

8:最後に。自分自身の振り返り!!


 ☆☆☆前編、いざスタート!


1:応募した作品と結果について


 私が応募したのは、次のような作品となります。


 ・長編1作(部門:恋愛)・・・中間選考で落選

 ・短編2作(部門:恋愛)・・・中間選考通過、その後落選



2:応募部門(恋愛)で受賞した長編作品


 ・大賞1作品(メディアワークス文庫編集部)

 ・特別賞5作品

 ・ComicWalker漫画賞3作品(大賞1作品と特別賞2作品)

 ・最熱狂賞1作品


※私が応募したのが、恋愛部門なので、そこでの話が中心となります。

 途中からライト文芸部門の話も加わります。


※振り返りは長編作品で行います。

 長くなってしまったので、短編作品はまたの機会に……。



3:恋愛部門大賞受賞作品について


 大賞受賞作品となったのは、3月に発表された特別審査員賞受賞作品でした。

 私自身も読んでいたのですが、まさに講評『完成度の高さ』が圧倒的だった作品です。

(本当に面白くてですね、読み始めたら止まらないです)


 大賞作品の講評をまとめると以下のような感じになります。


 ○あらゆる要素が盛り込まれている(『契約結婚』『特殊能力』『両親失踪の謎』)

 ○テンポ良し、まとまり良し

 ◎ヒロインキャラクターが魅力的!

 ○物語が痛快!

 ○恋の行方も必見

 ○現実を忘れさせてくれるようなトキメキとワクワク


 もう、この講評は暗記するくらいに読んで覚えるといいかもしれませんよ、ほんと。

 恋愛部門で必要なことが全て書かれているような感じなので。


 この講評からは、恋愛部門の作品に必要なことが見えてきます。

 私はメモして、小説原案ファイルに貼っておこうと思います♡



4:恋愛部門の作品に必要なことは何か


 この講評からわかる、恋愛部門の作品に必要なことは、ズバリ!


 ◎定番要素必須

 ◎魅力的なキャラクター

 ◎恋の行方をしっかり見せる

 ◎トキメキとワクワク


 …であると考えます。え、当たり前だろう、と?

 おっしゃる通りなのですが💦💦

 全てが盛り込まれている作品を作るのは大変なことです。

 ちゃんと意識しなくちゃと改めて思いました。



5:レーベルの考察


 さて、ここで、恋愛部門大賞受賞作品の講評が、メディアワークス文庫編集部さまからなされているのに気がつきました。

 うん? メディアワークス文庫編集部??


 ということで、応募要項に戻り、そこから『小説編集部紹介』を開きましたよ。


▼小説編集部紹介

https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon9_novel


※ちなみにこの紹介ページ、めちゃくちゃ役に立ちます。

 レーベルごとにどの部門に参加しているのかもわかるんです〜


 メディアワークス文庫編集部、ありました。一番下に。

 引用します。


引用ここから=======


2009年12月創刊の文庫レーベル。エンターテインメント・ノベルとして恋愛、ミステリー、歴史など、さまざまなジャンルの小説を刊行しています。コミック、実写ドラマ化などメディアミックス展開も盛んで、幅広い層の方々に楽しんでいただいております。


引用ここまで=======


 おお〜!

 ちなみに、参考作品まで挙げてくださっています。


『拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます』

『黒狼王と白銀の贄姫 辺境の地で最愛を得る』


 名作登場!!

 なるほど! 確かにそういえば、そうでしたね。

 電子書籍で持ってます。確かに、メディアワークス文庫でしたよ〜


 大賞作品もこのレーベルにぴったりな感じがすごくします。

 レーベルの話は、ここから次に続きますね。



6:カクヨムコンとは何か


 それでは、改めて、カクヨムコンとは何でしょうか……?


 コンテストですよね。

 学校のように、成績順で受賞が決まるわけでもありません。


 ランキング1位がそのまま受賞すると決まっているわけではないし、いい作品だから、面白い作品だから、よくできたからetc 受賞できるわけでもありません。


 大前提は読者選考を突破することでありますが、考えなければいけないのはこれ。


<各部門ごとに、参加している編集部(レーベル)が出版したい作品が、受賞する>と考えた方がいいのではないか。


 各編集部は、出版したい本のタネを探している。


 であるから、編集部の求める作品を出せれば、受賞の可能性は高まるのではないか、と考えます。


 どうでしょう。皆様はどう思われますか?


余談=====

 作者としては、コンテスト=いい作品が受賞する というイメージがありますが(いい作品、という言い方はかなりざっくりしていますが)。

 そうすると、いい作品なのに、面白い作品なのに受賞しなかった、という想いも生まれるかなと。


 それはどちらかというと、作品主体の考え方です。


 でも、カクヨムコンが、各編集部が売りたい作品をピックアップする場である、と考えると、また違ってくるかな。そんな話です。


余談終わりです=======


 さて。前出の『小説編集部紹介』のページはすごく親切で、各編集部ごとに参加部門が明記されています。


 私が応募した恋愛部門に参加された編集部を挙げますね。


 ・角川ビーンズ文庫

 ・角川BOOKS

 ・角川文庫キャラクター文芸

 ・角川ルビー文庫

 ・ジュエルブックス

 ・電撃の新文芸

 ・電撃文庫

 ・ビーズログ文庫

 ・富士見L文庫

 ・ホビー書籍編集部

 ・メディアワークス文庫


 これらのレーベルを調べ、どんな作品を求めているのか自分なりに答えを出すことが必須だと思います。

 皆様も、応募された部門に参加した編集部をチェックしてみませんか?


 これは全くの私の想像ですが、特別賞5作品も、「うちのレーベルで出したい」と手が挙がった作品が受賞しているのでは……?


 さらに、もし自分にぴったりのレーベルを見つけたら、カクヨムコンではなく、レーベル主催のコンテストに参加する、という道もあります!


 読者選考必須とは限らないので、調べてみるのもいいのではないでしょうか。



7:ライト文芸部門


 今回の最終選考結果を見ていて、気になった作品がひとつありました。

 それが、ライト文芸部門の大賞作品です。


 そう、ライト文芸部門。


 皆様はこの部門、わかりますか……?

 実はカクヨムコンの応募時に、部門の紹介をよく読んだのですが、わかるような、わからないような? でした。


▼カクヨムコン9のページを見てみると……

https://kakuyomu.jp/special/entry/kakuyomu_web_novel_009


引用ここから=======


大人の女性読者が楽しめる、お仕事/あやかし/アジアンファンタジー(中華風・和風・オリエンタル風など)/西洋ファンタジー/オカルト/ミステリー/グルメ/恋愛などがテーマの、一般文芸に近しい文章・描写のある作品を募集します。


引用ここまで=======


 現代ものでも良さそうですし、中華後宮とか、いっそゴーストハンター(?)でも良さそうな、おおらかな感じですね。

 大賞作品は、作品ジャンルを恋愛で登録されていて、異世界を舞台にした恋愛作品も大丈夫そうです。


 恋愛部門との違いは、『大人の女性読者』『一般文芸に近しい文章・描写のある作品』と明記されているあたりでしょうか。


 大賞作品の講評は、角川文庫キャラクター文芸編集部です。

 そういえば、先日、角川文庫キャラクター小説大賞の募集がありました。

 その募集要項の中で、角川文庫キャラクター文芸は『魅力的なキャラクターが活躍するエンタメ小説』を世に送り出してきました、と書かれていました。


 その点をきっちりと押さえれば、恋愛や異世界ファンタジーはもちろん、さまざまなジャンルで書かれている作者の皆様が挑戦できる部門と言えるでしょう。


 今回特別賞受賞を受賞されていた作品は、異世界ファンタジー4作品、恋愛1作品でした。


 私も、次回のカクヨムコンでは、この部門も検討してみようと思います。



 思ったよりも長い振り返りとなりました。


→次回、カクヨムコン9振り返り②自分自身の振り返り編 に続きます。

 応募した作品について振り返りますよ〜



  ☆☆☆ここまで読んでくださって、ありがとうございました!☆☆☆

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