アイカノ

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（1807文字）

AIがあたりまえと存在する世界を舞台に、冒頭から引き込まれるような描写力が素晴らしい作品です。

緊迫感に満ちた冒頭にまず惹かれ、その後に訪れる平穏と、些細な不穏、徐々に明らかになっていくキャラクターたちの繋がりと過去。
緩急の使い方、言葉選びが本当に素敵で、世界観にのめり込めるお話です。

そして、訪れる避けられないバトル。
AIという人を逸脱した存在との闘いは迫力満点！

キャラクターたちに深く感情移入しながら、彼らに幸福が訪れることを願わざるにいられない！

ぜひ多くの方に読んでほしい作品です。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（665文字）

AI
アーティフィシャル・インテリジェンス
一言でいうなら、知能と知性を持ち合わせた機械

最先端技術の進歩により発展した大いなる禁断の果実

とある企業で進められている密かな計画
AIの恐怖が兄と妹の　心を、記憶を、凌辱する

やがて時を経て

穏やかな時を共にする二人の若い男女へと物語が進んでいく
彼らもまた、逃れられない運命という鎖に縛られていた

謎に包まれた陰謀
瞳に宿る人と科学の可能性
息もつかせぬ壮絶なSFアクションバトル
ときに淫美に、ときに蜜月を迎える、ふれあう心


人は神の領域に足を踏み入れるのか
それとも……破滅の道をたどるのか

心に映る光と闇
それは人もAIも変わ…続きを読む

文明が発展すれば人は幸せになれるのか？

ＡＩはわたしたちに幸せをもたらしてくれるのか？

答えは「ＹＥＳ！」であり「ＮＯ！」なのかもしれません。

科学の発展は利便性だけを考えればプラスですが、効率性を重視すると人として在り様が置き去りになります。

そんなことを考えさせられるお話です。

さて……

理解しやすいアイテムなどAIの仕様など、ＳＦやローファンタジーにさほど詳しくない人でも楽しむことができます。

また息を呑む戦闘シーンの連続は読者を飽きさせません！

少しだけ刺激的なシーン（みんな大好きな？やつ♡）に思わずドキドキしてしまうこともありますが、紳士淑女の皆様、どうかこっそりと…続きを読む

スピーディーで息をつく暇もないアクションシーンの連続に、まさに生きるか死ぬかの、そして圧倒的に不利とも見える戦いに挑む若者達の姿が描かれています。

そんな物語の始まりは、まだ少年少女だった兄妹の誘拐。その実行部隊はある最先端デバイスを開発した会社の、AI特殊部隊だったのです。

この圧倒的な物語に登場する人物は、皆存在感がありますが、特に女性達にもちょっと注目して、読み進めてみてください。

生きるか、死ぬか。
極限の状況の中で、愛する者を守りたい。

そんな、ヒーロー達の強い想いが、きっと伝わってくるでしょう。

序盤から息つく暇もないような、ハイスピードアクション！

いきなりクライマックスでドキドキしっぱなしでした。

ハリウッド映画か！？と思うような脳内で映像化されたストーリーとアクションシーンでした♪

凄かった！　

アクションが終わって、やっと一息つけたかと思ったらまたもや次のＡＩの攻撃がいやらしい！！

なんという怒涛の展開なんだ！！

目が離せない物語とは、この作品の事をいうのだろう。


『アイカノ』ヒッケン。

兄妹がAI部隊から逃亡するところからスタートするのですが、その間のアクションシーンがとにかくド派手で見ごたえありです。

そしてAI軍団。所々人間のような面を覗かせるものの、一部は相当鬼畜な奴らです。

とあるシーンには思わず開いた口がふさがりませんでした。

これもシンギュラリティの賜物だというのだろうか。

見どころ多し、目が離せない一作です。

声が出ない、何も見えない状況化。

「さあ、乗れ！」

と知らない男に言われるまま車に詰め込まれる兄と妹。

迫り来るAIからの奇襲。
トップスピードで行われる戦闘。
止まない銃撃戦。
誰が敵か味方か、分からない緊迫感。

この小説の目的地は……。

禁断の官能の世界です。

描写がとにかく綺麗で、その上圧倒的なスピード感がありました。
気が付けば甘美な世界にいざなわれ、そのまま罪悪感を植え付けられる。
そんな新感覚を味わえる作品です。

AIと人間の関係性を考えさせられる

どきどき、ハラハラのファンタジー

AIは人間を超えてしまうのか！

皆様にも読んで頂きたい！

おすすめします。