概要
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——運命はお好きですか? それが、神様によって仕組まれた運命だったとしても?
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その日、世界は崩壊した。
崩れゆく街並み。阿鼻叫喚の地獄に逃げ惑う人々。高校生の少年カノアは、それを黙って受け入れることしか出来なかった。
だがカノアが死の運命に直面したその時、友人であるミナトがカノアを庇い、そして死んだ。
カノアは憎んだ。神を、世界を、運命を。
そんな厄災の中、カノアの前に二人の少女が現れる。
「ねぇ、神様は嫌い?」
そう問いかけた少女たちは、カノアに契約を持ち掛けた。
神を殺せば友人を死の運命から助けると。
次第に意識が闇と混ざり合い
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- ★★★ Excellent!!!繰り返すたびに知識と澱みは溜まっていく
ループする世界に閉じ込められた少年が、繰り返す悲劇からの脱却を目指す異世界ファンタジー作品です。
何気ない日常を過ごしていた主人公は、ある日、現実では起こり得ない惨劇に出会い友人を失います。
けれど、続けざまに現れた少女たちによって、彼は契約の代わりに友人の蘇生を約束されます。
果たすべき契約は神殺し。
いつの間にか異世界に降り立っていた主人公は、そこから悪意があるとしか思えない死に戻りのループに囚われます。
何が原因で死んだのか。誰が犯人で、誰が信用できるのか。そして、世界がループする理由とは何なのか。
緻密な計算がされた物語です。ぜひ読んでみてください。 - ★★★ Excellent!!!繰り返す世界の中で少年は運命を呪い、神を殺す旅に出る
高校生カノアが、白うさぎのパーカー、チョーカーを付けた2人の少女に出会ったその日、異形の怪物が現れ、カノアの親友ミナトがカノアをかばって殺されてしまう。
2人のうさぎの少女たちはミナトを助けたいなら「神を殺してほしい」と話を持ち掛ける。
意識を失い、次にカノアが目覚めたのは死を起点にして同じ時間を繰り返す異世界だった。
イカロスの劇や、白うさぎなどのキーワードが散りばめられていて、ダークファンタジーではありながらミステリー要素があり、さらにはSF要素まで!
これだけのジャンルを持ちながらもまったく破綻せず、どんどん読み手を惹きこんでいく作品である。 - ★★★ Excellent!!!クエッ(考察班ッ)!( ・<> ・ )クエ――ッ(集合ーッ)!!
クエーー(\( ・<>・ )/)ーッ!!
ありふれた日常に、突如現れた異形…。
絶望の瞬間、主人公の耳に聞き覚えのある少女の声が届く。
「ねぇ、神様は嫌い?」
ダクファン好きワックワクのオープニングから、物語はループの渦へ。
徐々に紐解かれるともに、深まる「異世界」の謎。
守りたいもの。暗躍する影。謎の一団。目覚めた「力」。
そして、鳥( ・<> ・ )
「誰を」、そして「何を」信じていいか分からなくなる中、
何度も足掻き、進み続ける、主人公・カノアがたどり着くものとは(`・∞・´ )
考察好きな方はもちろん、考察抜きで物語に身を任せたい方も。
「これからの異世界の話」をしませんか…続きを読む