4.初めてのサブPC

 Win7のデスクトップPCを買って3ヶ月ほど経ったある日、ふとサブPCが欲しくなり、ネットショップで「いいのないかな~」と探していました。

 自室にデスクトップがあるものの、実家が商売している関係で、よく留守番を頼まれていたため、その最中でも「パソコン触りたい」という欲求が出てきた結果でした。

 とにかく安く、高性能でなくてもいいから動けばいいよ、くらいの感じで探していました。ネット上をうろうろするか、軽めのノベルゲームをするくらいだったので、それでいいと思っていました。


 そして見つけたのが、以下のASUSの15.6インチノートPCです。

 (どうもラップトップという言い方が未だに慣れない神在月ユウです…)


 型番:F553MA-B

 OS:Windows8.1

 CPU:Celeron N2830 (2.16GHz)

 メモリ:4GB

 解像度:1366×768/WXGA


 重さ2.2キロ、テンキー付きのキーボードです。どうしてもテンキーがないと嫌だなと、デスクトップ慣れしていた身としては思っていました。

 あとDVDドライブは絶対欲しいと思ったので、インターフェースはUSBポートの数よりも光学ドライブの方を気にしてました。


 はっきり言って、今の感性ならこのスペックのものは買わないです。

 解像度低いな~と思いますが、当時は気にしてなかったです。

 ただ、性能に対するコスパはよかったかと思います。

 当時は立ち上げに1~2分かかるものという認識がありましたし、デュアルコアで定格2GHz、特に重い作業はなし、という環境なので、さほど不満はなかったわけです。


 お値段、37,800円です。4万切ってこのスペックならいいかなと、納得でした。


 あと、OSはさんざん叩かれていた8です。厳密には8.1ですが。

 だいたいいつも、かな~り遅れてから最新OSを使っていました。

 先にご紹介したWin7を購入したのは2013年(Win7は2007年にリリース)、その前のわたくし初PCのXPは2009年購入です(WinXPは2001年リリース)。購入時点でSP3だったと思います。

 そしてこのWindows8、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、大変評判が悪かったです。タブレットの普及に伴って、そこに寄せたUIにしたのでしょうが、パソコンに対しては相性が悪く、がらっと変わったUIに、ユーザがついていけなかったのも評判が悪かった原因だと思います。

 この頃、仕事でお客様宅を日常的に訪問していましたが、2013~2014年は、このWindows8に関する質問をよく受けていました。

 中でも一番多かったのが、「どうやって電源落とせばいい?」でした。

 従来のWindowsに慣れていた身としては、ほんとにわからなかったです。結局調べましたよ。初見ではわからなくて、最初の方は質問に答えられなかったので。


 という話はさておき、買ったノートPCは8.1なわけですが――

 8との違いとしては、ログイン後すぐにデスクトップ画面を表示可能で、デスクトップ画面にスタートボタンが追加、などが改善されました。逆に言えば、それがないからこその不満たらたらOSだったのでしょうが。

 ま、Win10が出たら結構早めにアップグレードかけてしまったんですけどね。


 これまで自室でしか触れないPCを、リビングでも畳の上に寝っ転がっても触っていられるというのは至福でした。ノベルゲーム(ホラー系)とか、リビングでやってました。

 パソコンはデスクトップに限る、みたいな思想があったので、今回のノートPC購入は、その意識を変えるきっかけになったと思います。


 それから2年くらいして、このノート、売ってしまったんですけどね。秋葉原で。

 事前情報だと1万円くらいになりそうだったんですが、HDDにガタが来てたので、減額されて買い取り額6千円になりました。やっぱりHDD内蔵PCを持ち運ぶっていうのは故障リスクを高め、劣化の加速に繋がるものだなと思ったものです。



 それからすぐに、またネットで新しいノートPCを購入しました。

 Acerの、同じく15.6インチのノート、価格は5万5千円。


 型番:ES1533W14DK

 液晶解像度:1366x768/WXGA

 OS:Windows 10 Home(64ビット)

 CPU:Celeron N3350 (1.1GHz)

 メモリ:4GB


 本体重量2.4キロ、DVDドライブに、USBポートは3つ(うち1つはUSB3.0)と、インターフェースは申し分ないです。SDカードスロットもついてます。


 ですが、はっきり言って、後悔しました。

 おかしいな~、ひとつ前のノートはそんなに不満なかったのに~、と。

 なぜかこいつだけはイライラでした。

 起動してからCPUフル稼働・ディスク使用率100%で5分経っても10分経ってもWindowsボタンもエクスプローラーも反応せず、マウスはずっとクルクル回ってました。

 お前は10年前のスペック不足問題児PCか!

 それともWin10では4GBメモリだと苦しいのか⁉いやでも前のノートはここまで重くなかったのに。N2830とN3350の差か?同じデュアルコアだけど2.1GHzと1.1GHzの違いなのか?

 何はともあれ……お前はいらん!


 ということで、購入から3カ月でクビにしました。


 みなさん、パソコンを購入する際は、注意してください。

 購入するときのポイントは、値段と性能のバランスです。動画編集や最近のゲームがしたいならグラフィックボード搭載(もちろんその性能を見ないとダメ)で、ミドル以上のCPUと16ギガメモリを求めますし、そこまで負荷のかかる作業をしないにしても、(Intelなら)Core i3以上のCPUに8ギガメモリ以上のモデルを求めます。その中で、いくらまでなら出せるか、を考えるわけです。

 ですが、経験則で、5万円のクズPCを買うなら、ちょっと背伸びして8万円とかのまぁまぁPCを探して買った方が俄然いいです。今後の技術進歩で廉価版CPUがどれだけパワーアップするのかわかりませんが、ケチるとその5万をドブに捨てることになります。その時、身をもって後悔します。

 こいつは現在、父のお遊び用になっております。「いらないならちょうだい」言われたので。

 あまりにも起動が致命的なので、今年になって512GBのSATAのSSDを買ってプレゼントしました。M.2に奮発してもよかったんですが、こやつはPCI-eスロットなかったので妥協です。

 未だに換装されていないので、年末までHDDのままだったら無理やりわたしの手でクローンかけて、バラシて、交換しようと思います。楽しみだな~、バラすの♪

 

 ではでは、次はWin10デスクトップを購入した際のお話でも入れましょうか。

 

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