12. キーボード、外れのち当たり
キーボード、何使ってますか?
カクヨムをパソコンで書いている身としては、打ちやすいキーボード、打っていて気持ちのいいキーボードは必須アイテムです。
以前『9. メインPCでハラハラ』にてキーボードを買いました、と書きましたが、そのお話です。
結論から言いましょう。
この時買ったやつ、ダメダメです。
正直、後悔しました。
定価9,900円が、割引で2,682円という商品です。
テンキーのついたフルサイズキーボードで、RGB1680万色・メカニカル式触感・防水仕様などなどいろいろ書いてありました。
はい、注意です。
メカニカル式、ではありません。
メカニカル式『触感』です。
触ってみて、まぁそれっぽいかな。安っぽいけど。みたいな。
それだけだったらよかったんですが、結構粗悪でした。
こやつ、在宅勤務の途中に受け取ったんですよ。
宅配の時間指定で12時~14時にして、その間分断勤務にして。
仕事にお気に入りのキーボードを使うのが嫌で、なんか安いの無いかなー、と思って、元値が1万近いならそれなりにいいやつかな、とか期待をして。
いざ届いたので開けて見ると、おーおーサンプルと違ってなんか安っぽさが滲み出てるぞー、キーの土台の白い盛り上がりがなんかきもいぞー。
まぁとりあえず使ってみようとタイプしてみたんですが、Teamsでメッセージを打つ際に『 」 』(鍵カッコ閉じ)を打つと、文章打ってる最中なのに勝手にメッセージが送信されて「あれ?」となりました。
何度やっても勝手にメッセージが送信されました。
なんだよー、と思って手元を見ながらタイピングしていると、『 」 』と一緒に『エンターキー』も一緒に押されてました。
どういうことか見てみると、『エンターキー』の左下にバリが残っていて、『 」 』キーを押すと一緒に押されてしまっていました。
怒るを通り越して呆れました。
なんだこれ、まさかチャイナメーカーのとんでも品質か。
小っちゃいマイナスでゴリゴリするとあっさり取れたので、まぁ良かったです。クレームものですが、もうこの店とは関わろうとは思わなかったので、今も手元にあります。現在たまの在宅勤務のときに使ってますが、感想を言おうにも「うん、まぁ、別に…」って感じです。
これ、定価9,900円が、割引で2,682円とありましたが、定価を不当表示して、割引値が適正値段なんじゃないかと疑ってしまいます。もしこれを1万とかで買ってしまったら、発狂してしまいます。
正直悪いところばかりが出てくるので、この辺で許してください。
それから1ヶ月後、わたしは懲りていませんでした。
その月に異動し、在宅勤務メインから出社メインに切り替わり、それにより定期券をゲットしたわたしは毎週のように秋葉原に通うようになりました。
特に何が欲しいとかそういう目的もなく、ただぶらぶらと歩きまわってました。
その時に、気になってたものがあって……
店頭で、『数量限定』『ゲーミングキーボード』と特価表示されていたELECOMのメカニカルキーボードが段ボールに収まっていました。
お値段、税込み3,380円。
ECTK-G01UKBK、というテンキーレスサイズのもので、
・5000万回高耐久メカニカルスイッチ採用
・ゲーミングモード搭載
・全キーロールオーバー対応
などなどと書いてありました。
最初はちらっと見て、ちょっと5分くらい考えて、結局立ち去りました。
安物に踊らされるんじゃないと、自分に言い聞かせました。
その次の週、またも秋葉原にて。
まだ、店頭に置いてありました。
先週散々自分に言い聞かせたのに、またも5分くらい立ち止まります。
学ばない奴です。
いろいろと悩み、中央通りを挟んで秋葉原を一周した後、もう一度見に行き、手に取って、うんうん悩み、箱に戻して、その日も立ち去りました。
更に翌週、秋葉原にて。
再度店頭に置いてある、件のキーボードを見ます。
数量限定と謳われていても、丸々2週間以上残っているということは、そこまで需要がないブツなのかと疑ってしまいますが、箱の前に座って、手に取って悩みます。
キーボードはテンキーないとな、と考えているものの、実際には仕事で使わない限りは別に構わないのでは?堂々と『キータイプ:メカニカル』と書いてあるし、これくらいのお値段なら、試しに買ってみてもいいんじゃない?と。
はい、お買い上げ~。
ちょろいです。
わたくし、超ちょろいです。
とまぁ、懲りずにまたもお安いキーボードを買ってしまったわけですが、なんだかんだでウキウキしながら開封します。
中にはキーキャップリリースと、W・A・S・D・R・F・-キーの交換用キートップ(表面が細かい凹凸デザイン)が付属していました。標準のキートップはすべすべだったので、アクセントとしてWASDキーだけ交換しました。実はこの時がキートップの初交換だったりします。
そして、試しにタイプしてみると――
カコカコカコカコ―――
結構な打ち心地です。
普段使いはリニアスイッチ(赤軸)なのですが、これはタクティカルスイッチ(茶軸)でした。正直、どの軸か書いてなかったので、開封してからわかりました。
うん、なんか打ってて気持ちいい。
気分によって使い分けるのもいいかも、なんて思いました。
普段使いの赤軸のやつはキーストローク2.7ミリなのですが、今回買ったのは4.0ミリと、割と深めでした。
早く打つ、長く打つにはどうだろう、と思いますが、テンション上げたいときや気分を変えたいな、なんて時はいいかもしれません。打ってて癖になりそう。
なーんて、使い分けようと思ったんですが、現在このキーボードは職場にあります。
この頃は仕事で夜の10時くらいまで残っていることもあり、日々眠い中で仕事をすることが多かったのです。なので、少しでもタイピングを楽しもうと、テンション上げていこうと思い、職場まで持っていきました。
結構気に入った一品だったので、仕事に消費されることが気にはなったものの、それよりも仕事のテンション上げを重視しました。
テンキーがないのでちょっと扱いづらい部分はあるものの、それ以上にあの打鍵感が堪らなくなり、会議の議事録作ってる時など、延々とカコカコカコカコ~~、とノリに乗っております。作戦成功です。
とはいえ、こうなると自宅にもう1つ、気分転換用に茶軸のキーボードが欲しくなってしまいそう……。持ち帰るにしても、テンキーないとはいえ1キロ近くあるし、割と嵩張るので、週末だけ持って帰るとしてもちょっと億劫なので。
ネットの記事で『メカニカルキーボードのデメリット:沼の住人になる』と書いてありましたが、わたしはホントに沼に嵌まりそうです。
ああ、また散財してしまう……。
失敗したな、の後に、いい出会いを果たしたのでよかったですが、わたしのPC散財はまだまだ続きそうです。
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