3. 2台目のPC
初めてのPC購入から4年後、パソコンの買い替えを行いました。
きっかけは、使ってるPCの追加HDDが、診断ソフト『CrystalDiskInfo』で診断結果『注意』になったからです。
いやCドライブ問題ないならいいじゃん、と思う人もいるかもですが、なんか嫌だったんですよ。後から追加したこいつ(1TBのHDD)がイカレたんだから、後追いで他のドライブも調子悪くなるんじゃないか。そんな風に思えて、なんかケチついた気がして、次の土曜日に秋葉原に行くことにしました。
というわけで、いざソフマップへ。秋葉原のソフマップは複数店舗ありますが、その時に行ったのは、今ビックカメラになっている、あの交差点の店舗です。
秋葉原わからない人、すみません…。
で、早速PC売り場へ向かったわけですが、そこには段ボール詰めされた複数種類のPCが積まれていました。大きなポップにはスペックや売り文句がずらりと並び、段ボールには『チーズバーガー』や『てりやきバーガー』の文字が書かれています。
なんのことだかわからない人、すみません…。
スペックの違う商品ごとにハンバーガーの名前がついているとお考え下さい。
廉価版のPCから高スペックPCまでずらりと並んだ性能(と価格)を見比べました。
その場で20分くらい悩み、あっち行ってこっち行って店内うろちょろした後、もう一度山積みPCの前に戻って、睨みつけるようにポップを眺めていると、
「何かお探しですか?これ、値段の割にいいの積んでるんですよ」
店員さん登場です。
苦手な人もいるかもしれませんが、折角なんでちょっとお話しました。
「ちょっとデスクトップ見てて。今のは4年くらい使ってて、増設したハードディスクがカリカリ言い出したんで、もういっそ新しいの買おうかなと」
「今はどういうものを使ってます?」
「Core 2 Duoのメモリが2ギガです」
そう言いながら、わたしが見ていたのは8万円くらいのもので(記憶が曖昧ですが10万はしなかったはず)、CPUはCore i7です。よくわからないけどすごいCPUってことだけはわかってました。
以下、そのスペックです。
CPU:Core i7-3770(3.4GHz 4コア8スレッド)
OS:Windows7 Home 64ビット
メモリ:8GB
ストレージ:1TB
GTX650/1GB
電源:500W
DVDマルチドライブ
筐体に張ってるシールに倣って書いてみました。
なんとなく、CPUを前面にアピールしたい感があります。
そりゃCore i7ですからね。
学歴マウントならぬCPUマウント取りたくなるでしょう。
店員さんからも言われました。
「だとしたら、だいぶ体感違うと思いますよ」
そりゃそうでしょう。もうワープ進化ですよ。唐突なデジモンすみません。
『モンスターハンターフロンティアオンライン推奨』と、シールに書いてありました。搭載GPUを見ると、この頃のゲーム的にはそんなものなのか、モンハンがそこまで高負荷なゲームじゃないのかわかりませんが、直感で少ししょぼいとか思ってしまいました。
ついでにディスプレイも新調することに。
21.5インチから24インチに拡大です。これ以降、ディスプレイは全てノングレアになります。リフレッシュレートとか、表示方式とかその辺は気にしてませんでした。
他にもついでに買いました。
office2013です。Professionalです。Accessとかついているやつです。わたし、使えないですけど。ワードとエクセルと、たまにパワポしか使わないですけど。
しかも、アップグレード専用モデルを買いました。
実はoffice購入は初めてで、PCにインストール済のものがあるわけでもないのですが、アップグレード元のofficeがなくてもインストール可能という(MS社が認めた後すぐその文言が削除された)仕様により、約3万5千円という値段でProfessionalを購入しました。
結局、Access使わなかったなぁ…。
で、ですよ。
実際にCPUをi7にして変わったか、と言われると、
正直、体感変わらなかったな、と。
CPUが高クロックで、2コア2スレッドから4コア8スレッドになって、メモリも2GBから8GBになったのに、どうしてだろうと思ったんですが……
結局、高負荷の作業やらないのに高スペックのもの買っても恩恵はないのかなと思っていました。
ですが、この頃を思い返してみても、あまり後悔はありません。
ネット上で誰かが言っていました。
PCスペックの余裕は心の余裕だと!
それはそれとして、今のCore i7を思えば、この頃のi7ってまだ4コア8スレとかなんだなと、ちょっと懐かしい感じがします。
あとですね、Windows7になって、ちょっと嬉しいことがありました。
まず、ガジェットの設置ですね。
カレンダーとかCPU使用率(タコメーター風)とか右端に設置してました。
タイトルバーに透けが入っていて、それが好きで意味なくフォルダを開いて眺めていました。なんか奥がちらっと見えてるのが気に入りました。
バカみたいな話ですが、何をするでもなくうっとりディスプレイを眺めていたんですよ。なんか綺麗だな、と。普通に数十分見てました。
購入したのは夏だったのですが、世間が深緑や青い海と空に目を向けている間、わたしはWin7デスクトップ画面の透き通るタイトルバー越しに見える壁紙(マブラヴの戦術機)や、クリアな質感のタスクバーを眺めてうっとりしてました。
Windows7自体はこの数年前に会社の資格研修で触っていたんですが、慣れ親しんだXPからOSが変わったことで、違和感が出て、細かい設定画面も変わり、戸惑いもありました。でも、少しずつ触っていくうちに、「7もいいな」と思うようになり、もはやXPを「クラシックなUI」と感じるようになり、段々意識が変わっていきました。
住めば都って言葉がありますが、心配だったWin7が、いつの間にかお気に入りになるという、心配だった新天地はまさかの理想郷だった。そんな嬉しさを齎してくれたのが、Windows7・Core i7搭載のこのPCでした。
最後に、このPCでやってしまった失敗についてです。
以前のXPのPCでもHDD増設を行っていたので、当然このPCでも増設しました。
ただし、以前とは違い、Cドライブ1TBが初めから入っていたので、パーディションを切ってCドライブを半分に分割してボリュームDを作成、新たに2TBを追加しました。1万円と少ししたかもしれません。5400rpmだったのは覚えてます。
で、この2TBのHDDを追加する際、やっちまいました。
以前のPCも今回のものも、同じミドルタワーのケースだったのですが、今回のはちょっとCPUクーラーが干渉しまして、「あ、ネジで外れるのか」と特に何も考えずに邪魔だからとヒートシンクごと外したんです。(後に、ドライブのケースが手前に引き出せることに気づきました)
配線後、CPUクーラーをそのまま戻そうとしたら、父からツッコミが入りました。
「外した!?そのまま付けたらダメだろ」
わたし、「え?なんかやっちゃった?」と思ってましたが、CPUの排熱のために、ヒートシンクとの間にグリスを塗る必要があるんですが、そんなこと当時のわたしは知りませんでした。
父は自分の部屋からCPUグリスを持ってきて、塗ってもらいました。
これに気付かなかったら、謎の熱暴走とか急なシャットダウンとか、経験してたんですかね。
父、感謝してます。
とまぁ、無知なりに手探りで、テンション高くWin7環境を楽しんでいたわけですが、このお話はこの辺で終いにしましょう。
次回、初めてのサブPCのお話を予定しております。
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