白馬の王子だけど、国外追放されたので理想の花嫁を探す旅に出ます

 これは「軽く読めるものを書こう」というところで書きました。書いてる途中で超強力な風邪をひき、点滴を打つレベルになったので何だか間延びしてしまったので設定もごちゃごちゃしてます。


 https://kakuyomu.jp/works/16817330663794261364


 とにかく、「軽さ」を目指した結果本当に軽すぎるものが出来上がってしまった。すっごい「だから何?」感がある。あと野郎が主役だと面白くなかったかもしれない。戦うヒロインのほうがいいのかなぁ。いっそ主人公の描写より、序盤に戦う場面を持ってきたほうが盛り上がるのかもしれない。


 一応背景として「女(魔力)を資源として奪い合う男(権力)の話」というクソヤバい設定があるのですが、そんなもんは誰も読んでいないし作中のキャラを動かすための基本方針にしたまでです。真面目にやったら面白いかもしれないけど、誰も読まねえよなこれ。特殊な女の奪い合いする国家間の話。その中でモノ扱いされる女と女をモノ扱いする男とそうじゃない男。その軋轢と権力闘争。でも最終的に男を支配するのは女という構造。ふへー胸焼けしそうだ。


 この主人公のルーノニアも一人称だから非常に軽薄な感じになってるけど、多分外から見たらかなりヤバい奴だろうなと思ってる。一応ルーノニアの母親も「理想の花嫁」として他所から連れてこられ、無理矢理子供を産ませられて女児は「理想の花嫁」として幽閉され、男児であるルーノニアは「他所から理想の花嫁を見つけてこい」と祖国を追い出されています。彼に漂う厭世観はそんなところが背景にあります。この辺の王家というものに対する考え方はそのうちどっかの欠番王族で語る予定です。ぶっちゃけルーノニアは某欠番王族をすごーくポップにしたキャラとなってます。そういうわけで、彼を深堀りしていくとものすごくヤバい事情しか出てきません。深堀りするのはやめましょう。


 ただ他の王子たちがどんな花嫁探しをしてるのかみたいなのはいつか書いてみたいなと思ってる。異父母兄弟がたくさん放逐されているので、もう少し設定を加えて俺の拾った花嫁の能力でバトルだぜ! みたいな展開もできるかもしれない。


 ちなみに一人称だと世界設定の説明が難しいと心底思いました。そこで「延々と世界設定を馬に話しかける寂しい奴」ということになりました。おそらく彼はものすごく寂しいはずです。承認を得るために旅を続ける彼の今後は……わかんねえ。わかんないから次行きます。

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