オーロラの雨

 企画参加。オーロラの雨というタイトルと2000字縛りでした。

 https://kakuyomu.jp/works/16817330664101591111


 やってみようかな、という段階であらためてオーロラについて調べました。地球の極北極南のほうで磁場が電子になってうにょーということらしいです。雑な理解ですがそういうことです。要は変わった雷ですね。


 お空の上にあるので呑気に見てられるけど、これが地上に降りてきたら?というのが当初の着想です。要はお外が電子レンジ状態。死ぬやん。なんそれ過酷すぎてウケる。


 そういうわけで厳しい自然に生きる人の話にしました。オーロラのイメージから極北に生きる人たちのイメージ。何となくイヌイットの暮らしとかオイミャコン村とかの感じ。そして北の大地と言えば鰊御殿に今は蛤御殿、豊かな漁場という偏見。漁師町なのでかなり保守的。そんで「俺たちはこんな過酷な場所に住んでいるんだ!」という誇りと奢りがある土地柄という感じになりました。「都会モンは軟弱でいけねぇ」とか言いながら、オーロラが観光資源になることがわかると手のひらを返して「ようこそいらっしゃい」になる。これは観光地あるあるですね。きっと観測ドームに反対してる老人とかいそうだな。


 最初は登場人物にイヌイット風の名前をつけようとしていたけど、イヌイットの名前が難しかったのでそのままにしました。最終的になくて正解だったかな。


 とにかく少年と少女は恋愛関係にしない、という目標を持ってラストまで行きました。生まれた赤ん坊でざっくり時間経過を表現しています。ついでにこの子は未来の象徴、これから先の村の希望です。うん、いいオチがついた。


 ちょっとキレイすぎるオチだったなーと思うので次行きます。

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