日当たりのいい角部屋
心温まる内見。
【日当たりのいい角部屋】
https://kakuyomu.jp/works/16818093073077837142
KAC2024の第2回目お題「住宅の内見」で書きました。ベタ中のベタですね。すみません。自分でも「何が面白いのか」と言われても、なんかセールスポイントが出てこない、そんな作品です。やっぱりホラー向いてないなあ。
唯一気に入っているのは、やたらとはきはきしている不動産屋ですね。できればこの物件を押し付けてしまいたいセールストークが好きです。あとスリッパを使い捨てにしているところですかね。彼女はきっと、前の部屋の清掃とかに立ち会ったのでしょう。嫌な思い出だろうな。
今更ながら思うのですが、ホラーはやっぱり怪異をバン! と出したほうが怖いような気がするんです。こんな感じでじわっとどろっと情報を出されても読んでる方は「何か怖いことあったかなあ」ってなります。web小説だと「あれ、さっきの展開は」みたいなのって、そんなに重視されないかもしれないなあと思うのです。だから伏線とか描写の矛盾よりも「ぎゃー!」みたいなのを出した上で「あれ、おかしいな……」みたいなのが生きてくるのかもしれない。
ちなみにこれ、主人公が愛していた女性が自殺した部屋に住むっていう話なのですが、そうすると「せめて君の声を聞きたかったよ」という台詞が浮いてくるわけです。日当たりのいい角部屋ってことは、つまり見ようと思えば外からもよく見えるわけです。それを総合すると、「幽霊さん逃げてー!」という状況になります。ひええ。
洒落怖みたいなのを目指したのですが、なかなか難しいですね。では、次に行きましょう。
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