小説家ワナビどもがムカつくので欠点を指摘してやった

 なんだろうこれ?


https://kakuyomu.jp/works/16817330659473601920


 なんか「誹謗中傷されたエーン」みたいなのを見て書いたんだと思う。何で書いたのかあんまり覚えていない。ただ罵詈雑言をメインで書きたいなくらいにしか思ってなかったような気もする。


 意外と罵詈雑言って小説として見かけないんですよ。そういう汚ったない話ばかりしている掲示板にいくとかなり凄い罵詈雑言が飛び交ってる。でもそれらってある意味「なかったこと」にされている。大体は削除されてきれいな意見ばかり並ぶ。そういうのに慣れちゃうと、ナマの罵詈雑言見たら泣いちゃうんじゃないかな。なんかいろいろ可哀想だな、と思った気がします。罵詈雑言に消耗する人も、消されてなかったことにされる罵詈雑言も。


 そりゃ小説なんだからきれいな言葉で綴った方が面白いし、不快なことはない。じゃあ世の中にそういう存在がなかったことになるのか、と言ったらそんなことはなくて世の中思ったよりも淀んで気持ち悪い感情は多いし、そういう感情を断罪して切り捨てるのが最近の主流のように思われる。


 ディスプレイの向こう側には今のところ必ず人がいるので、こういう人もいるんだろうなというのが現状なのだと思う。ただ彼らは本当にモンスターで、手を差し伸べる余地のない悪人だとは私は思っていないのです。


 よく「コミュ障」というけれど、多分その言葉が彼を説明するのにぴったりなのだと思う。良かれと思うことで他人を不快にさせることを繰り返してきた結果、自分本位でしか考えられないところに来てしまった。他者とコミュニケイトする気がもう一切なくて、自分の欲望をぶつける相手かそれ以外かでしか考えてない。


 一応、彼はこうやって他人を攻撃することで自分の弱さや至らなさからめいっぱい目を逸らしています。ある意味これは彼なりのSOSであり、誰かに断罪してほしいと思っているところもあります。そんな他人の甘えに踏み台にされるほうは溜まったものではないのですが。


 多分、本来は誰かが彼のことを優しく導く必要があるのだと思う。でも今更そんなことできるはずもないし、彼は優しさを知らずにこの世からいなくなってしまう。彼らをただ消去することが私たちのするべきことなのか。ここだけを読んで「一体どんな作品なのか」と読むと多分ビビると思うけど、9割読むに耐えない罵詈雑言しか書いてないからまたビビると思う。この作品の裏にこんなごちゃごちゃしたものがあるなんて普通は思わないし、そういうことやってるからお前はろくでもないのだと言われているような気もする。


 ちなみに怪異の最後の台詞ですが、「目に見える悪意よりも善意に見せかけた悪意のほうが怖い」ということです。このテーマはまたどっかでやる予定です。そういうわけで次に行くね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る