概要
あなただけが、あたしをお嬢様でなく、一人前と認めてくれた――
<あらすじ>
架空の国・干支国(かんしこく)の西の谷間にある、陽寿族(ようじゅぞく)の村の器量良しの娘・サチナは村の特産品の油の管理を取仕切るしっかり者。人当たりも良くやさしい彼女は皆に好かれているも、近くの街の、油の取引先の豪商の息子・ゴウホウに一方的に惚れられ、油の売買価格を盾にされて交際を迫られ辟易してもいた。
ある日たまたま村に来訪していたサチナの兄の旧友であり役人のザングがゴウホウの事情を知り、家に伝わる紫水晶の指輪をサチナに貸し、「何かあれば自分の名前呼び、助けを求めよ」と告げられる。
それから指輪を手にゴウホウとの取引の場に出かけていったサチナであったが、事態は思いがけない方向に展開していき、サチナは囚われの身となってしまう――
*サチナ
純血種の人間の部族・陽寿族の長の
架空の国・干支国(かんしこく)の西の谷間にある、陽寿族(ようじゅぞく)の村の器量良しの娘・サチナは村の特産品の油の管理を取仕切るしっかり者。人当たりも良くやさしい彼女は皆に好かれているも、近くの街の、油の取引先の豪商の息子・ゴウホウに一方的に惚れられ、油の売買価格を盾にされて交際を迫られ辟易してもいた。
ある日たまたま村に来訪していたサチナの兄の旧友であり役人のザングがゴウホウの事情を知り、家に伝わる紫水晶の指輪をサチナに貸し、「何かあれば自分の名前呼び、助けを求めよ」と告げられる。
それから指輪を手にゴウホウとの取引の場に出かけていったサチナであったが、事態は思いがけない方向に展開していき、サチナは囚われの身となってしまう――
*サチナ
純血種の人間の部族・陽寿族の長の
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