概要
全面移転して2年目の丘の上から
養護施設・よつ葉園のあった岡山市津島町は住宅地化が急速に進み、目の前の国道の交通量も目立って増え、建替えるための代替地も確保できず、また、交通事故などの危険性も増していた。
そのためよつ葉園は1981(昭和56)年5月下旬、岡山市津島町から郊外の丘の上へ全面移転した。
その移転に際しては、土地と建物の建設費のほとんどを賄えた。
中堅職員らは、新たな子どもたちの「家庭」をこの地に築きたいという理想に燃えていた。
もっとも、その理想は往々にしてから回りがちであったが・・・。
移転から2年目を迎えた1983(昭和58)年5月の連休の合間のある日。
かつて津島町にあった頃のよつ葉園をよく知る中年サラリーマンの大宮哲郎氏が、移転後のよつ葉園を初めて訪れた。
彼は、37歳で園長になって2年目の大槻和男
そのためよつ葉園は1981(昭和56)年5月下旬、岡山市津島町から郊外の丘の上へ全面移転した。
その移転に際しては、土地と建物の建設費のほとんどを賄えた。
中堅職員らは、新たな子どもたちの「家庭」をこの地に築きたいという理想に燃えていた。
もっとも、その理想は往々にしてから回りがちであったが・・・。
移転から2年目を迎えた1983(昭和58)年5月の連休の合間のある日。
かつて津島町にあった頃のよつ葉園をよく知る中年サラリーマンの大宮哲郎氏が、移転後のよつ葉園を初めて訪れた。
彼は、37歳で園長になって2年目の大槻和男