第19話 カクヨムコン9結果のあと『落ちの子』 

 5月28日、カクヨムコン9の結果発表、きましたーっ。


 まず、受賞された皆さま、おめでとうございます!!


 心からお慶び申し上げます。m(__)m


 で、私は予想どおり、また落ちた、アハハハハハ。


 『ツチノコ』『タケノコ』『電動ノコ』『数の子』『推しの子』ならぬ、『落ちの子』である。


 5月初旬までに電話がなかったから、落ちたのはすでにわかっていた。


 最終選考で私の作品など通るはずはない、と予想もしていた。


 けれど、なまじ中間選考を通ると、「もしかしてカモシカ」とか、「ひょっとすると」とか、「可能性があるカモ」などという、変な生き物になる。


 変な生き物は、4月の間は電話が鳴るたびに、びくぅっ! と「まさかのトサカ」を立てていた。


 そして、こういうときに限って、他の用事の電話がよくかかってくるのだ。


 4月に私に電話をかけてきて、何度も、びくぅっ! と「まさかのトサカ」を立てさせた奴。


 トサカにきた、カモシカととカモのキメラに襲われる悪夢を見るがいい!!

 (アハハハハハ、もちろん冗談です)


 さて、落ちも二度目だが、慣れた、とはとうてい言えない。


 作品にはオチがあったほうがいいが、選考のオチはやっぱり痛い。


 ただ、受賞された作品のタイトルをざっと見てみると、やはり一定の方向性があるようで、その方向に向けていない私の作品は、落ちても仕方ないかな、と納得してもいる。


 この回のタイトルに『落ちの子』とくっつけたのは、お察しのとおり、大流行のあの作品をパロっているわけだから、やはり流行というのは影響力がすごいし、求められているのだ。


 初心者の皆さま。


 受賞をめざすなら、流行に寄せたほうが有利、と私は考えます。


 自分を見失わず、流行に寄せるのは難しい場合もありますが、寄せたほうが有利であることは、ほぼ間違いないでしょう。


 私は、はたしてこれから、有利ユーリな作品をめざせるだろうか。


 私の父は、花に興味がなく、とチューリップの区別さえ怪しかった。


 そんな『父の子』である私には、有利ユーリな作品は縁がないかもしれない。


 マドンナ・リリーを咲かせようとして、ウドンナ・ミモリ―(うどん並盛りぃ)を作ってしまいそうな私は、クセモノ! である。

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