第7話 シリーズ物

 前回で、カクヨムコンの応募部門を間違って、やらかした事はお話しした。

 

 で、応募部門さえ間違えなければ、いかにもいい線まで行っていたような印象を受けられたかたもいらっしゃると思うので、その誤解をといておこう。


 連載が終わると、ウチのクセモノ! への客足は、ぱったりと途絶えた。


 それはもう、きれいに0になったのである。くすん。


 これは、常連さんが読み終えて、新規さんが全く来ていないことを意味する。


 やらかしてなくても、順位は落ち、埋没していくだけだったのだ。


 たとえカクヨムコンがなくても、これは寂しい。


 営業宣伝が出来ればいいのだが、私はカクヨムに来て二ヶ月と少しだし、他の媒体にも、そういう宣伝のできる基礎地盤を持っていない。


 作るとすればこれからなのだが、私は、めんどくさがり屋で無精者だ。


 なので、いつになることやら……

 

 真面目な話、小説を書くのと、営業宣伝と、両方するのは大変な苦労だと思う。


 両方されている作家さまには、本当に頭が下がる。


 今、私に出来ることは、とりあえず新しい話を書くことだけだった。


 そうだ、ウチのクセモノ! の続きを書こう。


 短編応募規定の一万字を越えてしまうから、書き足すことはできないけれど、ウチのクセモノ! 2 を書けばいいじゃないか。


 そこで私は、ウチのクセモノ! 2 を連載し始めた。


 すると、新しい 2 を読んだかたが、最初の ウチのクセモノ! にも、たまーに訪れてくださるようになった。


 シリーズ物は一度完結した作品に、多少なりとも蘇りの力を与えるようだ。


 おお! 土中から、かつてのクセモノ! たちの手足がボコボコと……


 フハハハハハッ、そうだ、蘇れ! 〇〇のおはか、と書いたかまぼこ板を背負って立ち上がるのだ!


 これもう、ホラーですな。次はゾンビ物でも書くかっ。


 初心者の皆さま、営業宣伝するか、ひたすら書くか、どちらかしかないようです。


 両方できれば、もちろんそれに越したことはないです。


 ネクロマンサー的シリーズ物を書く私は、クセモノ! である。

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