第20話 一日50人

 大騒ぎしてしまったので、タイトルだけで、ニヤリ、とされたかたも多いと思う。


 2024年6月3日、私はまた、大きな失敗をやらかした。


 説明しよう。


 私も、カクヨム二年生。


 仲良くしてくださって、フォローをくださるかたも増えてきた。


 そこで、名簿整理や住所録整理くらいの軽い気持ちで、フォロワーさまのお名前を整理させていただこうとしたのだ。


 いったんフォロワーさま全員のフォローを外し、整理しつつ、再び順番にフォローをしていこうとした。


 ところが、である!


 フォローをし始めて51番目になると、画面の上部に、ぺろりと黒帯が現れた。


 そこには、


「旧フォロワーを再びフォローするのは、一日50人までです」


 とあったのだ!

 (一言一句、同じ文言ではないかもしれませんが、内容は間違いないです)


 衝撃的内容の黒帯が「ま、そういうことだから、じゃあねぇ」とばかりにひっこんだあと。


 私の目は飛び出しそうに見開かれ、口はあごが外れたみたいにあんぐり開いたままだった。


 えええええええっ、一日50人!?


 恐る恐るもう一度、51番目のフォローをしようとしてみた。


 また黒帯が出て、結果は同じ、拒否された。


 「ムンクの叫び」のポーズで、私は、ギョェェェェェェェ――ッ!! と叫んだ。


 どっ、ど、ど、どうしよう、どうしよう、どうしよう。


 どっどど 、どどうど 、どどうど 、どどう! 風の又三郎……ああっ、そんなこと言ってる場合じゃないっ。


 一日50人なんて聞いてないよ、知らなかったよぉぉぉぉっ。


 えらいことになったぁぁぁぁ!!


 パニックになり、冷や汗をかきながら、どうすればいいか必死で考えた。


 そうだ、金魚ノートだ! ちが――う、近況ノートだ!


 とりあえず、この緊急事態をフォロワーさまにお知らせして、お詫びしなければ。


 震える手で近況ノートをタイプし、公開した。


 近況ノートを公開すると、ほどなくして、フォロワーさまがたから、いいね、やら、コメントやらをいただけたので、ほへぇぇーっ、と安堵のため息をついた。


 私のおバカさ加減は、すでにこのエッセイでかなり知っていただいているので、皆さま大目に見てくださっているようだ。ああああ、よかったぁぁ。


 ほっとしたものの、近況ノートのコメントに返事を書く時も、パニクった後遺症が残っていて、とんでもないタイプミスを何度もしてしまった。


 おなぐさめのお言葉、ありがとうございます。 → オナぐされのお言葉、ありがとうございます。

 (どんな言葉やねん!)


 ご迷惑をおかけして → ごめん枠をおかけして

 (そんなわく、誰もいらん!)


 必ずフォロバしますので → 必ずフォロババしますので 

 (どんなババやねん! あ、私や)


 (すべて訂正済みです。すみませんでした。m(__)m)



 初心者の皆さま。


 フォローは、一日50人までです。


 理由はどうやら、フォロ爆対策で上限が決まっているため、のようです。


 星爆ほしばくというのがありますが、これは星を絨毯爆撃のように大量の作品にたくさん降らす、という意味で、ひんぱんにやると、最悪アカウント停止になったりします。


 フォロ爆というのは、フォローを爆撃のように一気にたくさんつける、ということのようです。



 今回のやらかし、でわかったのだが、私も含めて皆さま、フォロー一日50人の上限をご存じないかたは結構いらした。


 それからもうひとつ、フォロー解除の上限もあるみたいだ。


 私はいったん、すべてのフォロワーさまのフォローを手動で外したのだが、後で見ると、なぜか外れていないかたもおられるのだ。元に戻っている。


 基準は今のところ、よくわからない。


 フォローを外した順番、というわけでもないようだ。


 ともかく現在、まだたくさんのフォローが外れたままで、ごめん枠を……ご迷惑をかけているのは事実だ。


 今日からフォロババとなって、フォロワーさまに順次戻ってきていただくのだが、この失敗であきれて、ババ抜き、されていないか心配な私は、クセモノ! である。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る