第11話 地の文
最近、
イノブ〇ではない。イノブ〇は生活雑貨の店である。
っと、またしょうもない脱線をしてしまった。
ともかく、
それがしっかりした作品を読むと、自分がとても『ハズカシイ』気持ちになるのだ。
最初は自分が、しっかりした
ところが、ちょろちょろと執筆をして、それを修正・推敲していて、はっと気づいてしまったのだ。
私は自分の
最近の
かつお節のごとくゴリゴリに削られて、
これは、スーパーでよくお目にかかる
商店街の熱いタコ焼きの上でクネクネ踊っている、あれだ!
さっと使えて、時間がかからず、お手軽な主婦の味方。
私は、うーん、と考え込んでしまった。
料亭のように、固いかつお節をそのまま手に入れ、料理のたびに削り、使えば、香り高くコク深く、本格的においしい。
けれど、スーパーで買って家で使うのも、商店街の熱いタコ焼きの上で踊るのも、今やほぼ全部お手軽な
小説でも同じようなことが起こっている。
つまり、時間をかけてじっくり読ませる作品をつくるか、短時間で素早く読める作品をつくるかの、せめぎあいだ。
時と場合によるだろうが、
しかし、中身で勝負をすれば、やはりじっくり読ませる作品にはかなわない。
なので、
初心者の皆さま、あなたの作品はどちらを目指されるでしょうか?
私も含めて、書く皆さまと読む皆さまのお好みが、これからの小説のかたちと流れを作っていくのでしょう。
さて、私の最近書いた長編を見てみると、
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