第12話 ねぇねぇ奥さん 1(星のつけ方)

カク 「ねぇねぇ奥さん、聞いた? 例の、星の話」


ヨム 「ん、星が無料、の話なら、かなり前に聞いたわよ」


カク 「違うわよぉ。作者さまにうれしい、星のつけ方、の話よぉ」


ヨム 「えっ、そんな星のつけ方、あるの?」


カク 「星のつけ方、によって、ランキング、にも影響するらしいわよ」


ヨム 「ええっ、それ、どういう星のつけ方?」


カク 「たとえばね、最初にちょっと興味を持った作品があって、とりあえず応援のつもりで星を1個、つけるとするじゃない」


ヨム 「うんうん」


カク 「読んでいくうちに、これはいい作品だ、気に入った、もっと応援しよう、と思って星を2個、追加してもね……」


ヨム 「追加しても?」


カク 「追加したあとの2個の星は、ランキングに反映されない、らしいのよ」


ヨム 「ええっ!」


カク 「星の数は増えるから、ちびちび星つけ、でも嬉しいことは確かだけどね」


ヨム 「つまり、同じ数の星をつけるなら、ちびちびつけるより、一気につけたほうがランキングに大きく反映されて、作者さまがもっとうれしい、ってこと?」


カク 「そーなのよ。納得できるとこまで読んで、つける星の数を決めて一気につける、がいいみたい」


ヨム 「そうなんだー」


カク 「お酒は、ちびちび、がいいけど、星は一気、がいいのよぉ」


ヨム 「まっ、奥さん、あなたもイケる口かしら」


カク 「もちろんよ。輝く星を眺めながら、飲まない旦那を尻目にちびちびやるお酒は、サイコーよぉ」


ヨム 「んまあっ、それって本当にサイコーだわねぇ。おほほほほほ……」


 この奥さんたちかなりの、クセモノ! かもしれない。

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