第17話 公式の星

 カクヨム運営さんからの、公式の星レビュー。


 そういう特別な星があることを、皆さまはご存じだろうか。


 もちろん、私はもらったことなど、全くない!! 


 さて先日、とても素晴らしい作品があったので、レビューを書いた。


 その作品には他のレビューもたくさんあったので、皆さま、どんなレビューを書いてらっしゃるのかと、のぞいてみた。


 すると、そこあったのだ! カクヨム運営さんからの公式の星レビュー。


 ウラヤマピィィ――――ッ! (うらやましい)と、ピーピーケトルのように、私は耳と鼻と口から蒸気を吹き出した。


 どうしたらその特別な星をもらえるのだろう。


 発想の違いかっ、文章力の違いかっ、やはり才能の違いかっ、真面目まじめさの違いなのかっ。

(自分が不真面目ふまじめなおちゃらけ者だということは、自覚しています、はい)


 ウラヤマピィ――ッ! ピィ――ッ! ピィ――ッ! と、何度かやかましく蒸気を吹いたあと、落ち着いて考えてみた。


 むしろ、私の作品にそんな公式の星がついたら、運営さんの判別基準がダルダルにたるんでいる事になるのではないか。


 ダルマがつくるダルダルソースをダルビッシュがダルメシアンに与えるくらい、ダルダルになっている可能性がある。


 そんなんじゃ経営がヤバい。社員さんたちはヤバいヤマンバか、ラ・バンバになって、社内で髪ふりみだし「ちちは切れても木は切れな!」などと叫びつつ、マラカスを振って踊り狂っている危機的状況だろう。


 私に公式の星がつかないのは、まだ大丈夫な証拠だ、うん、良かった。


 初心者の皆さま。


 私が、ウラヤマピィィと言ってる間は、おそらくカクヨムさんは正常で安泰です。


 だから安心して投稿してください。


 でも、もし公式の星をもらえる方法がわかったら、絶対に教えてくださいね。


 公式の星をつかむためには、やはり一徹いってつさんと重いコンダーラと、一文字ひともじ打つたびに筋肉がピクピクするくらいバネのきいた大作家養成ギプス装着は必要かな、と考える私は、クセモノ! である。

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