第3話 星移動

 第1話でお話したが、私は、企画参加でお試し読み編を作った。


 そのお試し読み編は、読者さまを道に迷わせただけで終わった。


 いや、ドアを開けたら、下は床のない空間で、読者さまは、ひぇぇぇ――と叫びながら落ちていかれたも同然だ。


 怒ってますよね……ごめんなさい。


 それでも、そのトラップ的お試し読み編に星をつけてくださった、慈悲深いかたがおられたのだ!


 しかし、お試し読み編はいずれ削除するつもりだったから、私は困った。

 

 星にはひとつ140円かかる、とその時は思っていたからだ!


 この読者さまのお金とご厚意を、削除でにしていいものか?


 そこで私は、近況ノートで、本編に星の移動はできないのでしょうか、と先輩がたにお尋ねした。


 削除しない本編につけられれば、お金とご厚意はにならないと思ったからだ。


 偉大な先輩がたのお答えは「移動はできない」だった。ああああ。


 初心者の皆さま、繰り返しますが、星は、タダです。


 けれども、星の移動、はできません。


 天動説は間違いで、地動説が正解です。


 プトレマイオスにも、コペルニクスにも、怒られそうな私は、クセモノ! である。 

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