箱庭の王太子

その国には昔、魔法を使う恐ろしい一族がいたという……

アラクト王国。今その国を治めるのは、“一人ではない”若い王太子カシル。

傍にいるのは、桔梗色の瞳の青年、ユラ。

隣国に妹を奪われた王太子は、王になることを決意する。しかし訪れた村でも、やはり隣国ジャユンのせいで事件が起き…

やがて成長したカシルは、賢き王太子として民に名を呼ばれるようになった。

不調を抱える王の退位、それに伴うカシルの即位は遠くはない。ジャユンという脅威もある。

そんな中で、幼い日に出会った忠誠を誓う付き人と、その友を深く信頼する王太子は、無事に成人の儀を終え、王となるとこが出来るのか…⁉︎


そしてその先に待つ国とカシル、そしてユラとの運命は⁉︎

誰かは言う。
｢お待ちしておりました、我らが王」と……
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