貧乏な俺を導いてくれたのは格好良い爺さんでした

　カーナンドに住む少年タイキは両親も亡くなり貧しい環境の中、何とかその日暮らしをしていた。

　住んでいる町は武術が盛んで、同じ年頃の子供達は何かしら武術を学んでいたが、貧しいタイキは学ぶ為のお金を用意出来ずにいた。

　容姿優れたタイキは貧しいながらも心優しい女の子と仲良かったが、ソレを良く思わない男の子から暴力を振るわれていた。

　ある日、殴られて気絶していたタイキが気がついたら、見知らぬ老人が顔をのぞき込んでいた。
その老人に何故、黙って殴られているんだ？　と聞かれたタイキは己の境遇を話した。
　
　するとその老人はタイキに自分の武術を教えてやろうと提案してくる。怪しみながらも子供だったタイキはソレを了承して武術を教えて貰う事にした。

　貧しいながらもしっかりした両親が正しい教育を…続きを読む