概要
花に心をうつし、愛しおもふゆへに、情けを知らせけるにや
室町時代後期に成立したとされる異類物「桜梅草子(さくらうめのさうし・あうばいさうし)」の現代語訳を試みます。テクストは『室町時代物語大成』5所収の「桜梅草子」(横山重/松本隆信編、角川書店、1977)を底本とし、一定度の潤色を施した私訳となります(全十回)。
参考文献:
・堀口蘇山著『桜梅草子』(芸苑巡礼社、1937)
※なお書誌については『大成』5に以下のようにあります。
白描小形絵巻、一軸。
本書は、昭和九年に堀口蘇山氏が、原本の体裁をのこした複製本を製作され、さらに昭和十二年におなじく芸苑巡礼社より、活字による翻刻と研究を出版された。
それによれば、書画ともに宗祇の筆とする、古筆の極めが付してある。真偽は甚だ疑わしいが、製作の年代は、さして隔たらないとしてよさそうである。
この絵
参考文献:
・堀口蘇山著『桜梅草子』(芸苑巡礼社、1937)
※なお書誌については『大成』5に以下のようにあります。
白描小形絵巻、一軸。
本書は、昭和九年に堀口蘇山氏が、原本の体裁をのこした複製本を製作され、さらに昭和十二年におなじく芸苑巡礼社より、活字による翻刻と研究を出版された。
それによれば、書画ともに宗祇の筆とする、古筆の極めが付してある。真偽は甚だ疑わしいが、製作の年代は、さして隔たらないとしてよさそうである。
この絵