概要
悪名は無名に勝り、悪徳もまた徳である
魑魅魍魎が跋扈する混沌とした時代。堕ちたモノたちを使徒と呼び。恐れと打算、歪に正邪が共存する末世に一人の使徒たる少女が廻す歯車は滅びか繁栄か。暴虐にして暗愚。重ねた悪徳は類をみず、黄銅の姫と国民に嫌悪され憎悪される大国の美姫アルフリーデは王国に恨みを抱く一人の魔術師の策謀によって王国を呪い仇なす儀式魔術の贄とされてしまう。偶然か運命か、儀式に巻き込まれた傭兵ダグラス・エイヴリングは呪いの影響で使徒へと堕とされ......変容した肉体の姿見がアルフリーデのモノと瓜二つであった事が事態を複雑化させる。姫の失踪を隠匿する王族の思惑。自分と首謀者の魔術師だけが事件の全てを知るゆえにダグラスは保身の為に魔術師の行方を追い。使徒となり、アフリーと名を騙って王国を欺きながら討伐者として情報を求めて地方を巡
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?