盤上の神域

『魔法』が当たり前の世界。そこにはそれぞれの肩書きを持つ『王』たちがいた。
　彼らは協定を結び平和にやっていたのだが、ある日の定例会議のあと、『審判者』という役割を持つ人物、ユースフェルトが現れ、『王』たちに「これから第三回目の“魔法の世界のゲーム”が始まる」と告げていく。ユースフェルトいわく、今回のルールはとあるキーキャラクターをこのゲーム盤に出して殺害することでゲームマスターへの道が開かれ、その人物も殺せば、今回のゲームはクリア。
　ゲームをクリアした者は、次のゲーム盤を構築する権利を持つゲームマスターになることができる。
　しかし、そのキーキャラクターというのは、これまで『魔法の世界』にいた『王』たちと肩を並べていた存在のため、ゲーム盤に出してしまうと、それに伴い、過去の『王』たちもこ…続きを読む