約1万文字という短編ながら、勢いと個性に溢れた戦隊パロディギャグストーリーでした。サクッと読んでフフッと笑いたい方にオススメだと思います。
銀河警備隊の大尉が猫に変身し、素質ある地球人の少女達を正義のヒーローにスカウトしようとするけれど……どいつもコイツもクセが強すぎて胸焼けしそうなほどです。
そしてラストで『改め、爆裂ピュアリン』の意味が明かされ、そういうことかァ～～と良い意味で馬鹿馬鹿しくて一本取られた気分になりました。
細かいこと考えずノリと勢いで押し切る作風、嫌いじゃないです。

五人の中で一人だけルビを振ってもらわないと本名を呼べない子がいます
自分は、その名前を見るたびに気の毒だと胸が痛くなりました
本人は自分の名前に対してどんな感情を抱いているのでしょう？


物語をすべて読むとその答えが判明します
「あああ！（驚愕）」ってなります

　念話を操り少女たちに語り掛ける猫は、邪悪な異星人を退けるための宇宙の使者だった――往年の特撮ものを連想させるような壮大な設定と、少女たちの等身大の気持ちや発言が本作の見所です。
　一体何が起きるのか、これからどうなるのか。ハラハラしながら読み進めましょう！

　序盤の展開と、エピソード数の少なさで　　　　　、どう展開して行くか不安（いい意味で……）だったのですが、見事にラストまで描き切っておられます。

　キャラクターそれぞれのバッググラウンドまで深読み出来る、まさに『キャラが立った』物語でした！

悪役が古典的なのに対して、正義側は現代的かつ個性豊かで魅力的。
設定の独特さに加えて、ギャグとしても優れており、楽しく読める。


タイトル回収もしっかりなされており、読者に後日談を想像させるストーリー性もあって、印象的な物語。

果たして、付与された運命とその力は、いかように用いられてゆくのか気になるところです。

ご縁があり、この物語に出会いました。読み終えましたので、レビューさせていただきます。

シリアスなプロローグからどう進むのかと思えば、一人目から空気が怪しく……はい。キャッチコピーとあらすじの段階でその片鱗は見えていましたが、やはりこうなりましたか。コメディからは逃げられません。

次々と訪れていく戦士達は、誰も彼も曲者ばかり。猫に擬態した特務大尉の苦労が偲ばれます。
そしてなんと最後には……こ… 続きを読む