エイミー・イエローブリック
お次の
なんでも日本に駐留している外国の軍隊の関係者らしい。しかし居住地は日本国内の様なので何の問題も無いだろう。
夜中、人々が寝静まった時間にエイミーとの接触を図る。今度は『夢のお告げ』的なパターンで攻めてみたいと思う。
既に寝入っているエイミーに
《エイミー・イエローブリックよ、聞こえるか…? 私は(中略)力を貸してほしい…》
その思念にいち早く反応し、傍らに飛ぶ俺を発見するエイミー。
「猫が飛んでいる… 猫が私に話しかけて来てるの? なんて事?! 凄いわ!」
順応性の高そうな娘で良かった。こんな感じで打てば響く様な反応を見せてもらえると、俺としても悪い気はしない。
このまま一気に説得してしまおう。
《私は銀河警備隊(中略)君の故郷である地球を守って欲しい》
そのまま一連の流れで色彩戦士の仕組み、バトルスーツ、与えられる超能力の事などもまとめて説明した。
エイミーは子供の様に目を輝かせて興奮気味に鼻息荒く頷いている。親が軍人のせいか、星を守る戦士に選ばれる事の栄誉を理解しているのだろう。
「引っ越して早々にバトルレンジャーに選ばれるなんて、さすが『漫画とアニメの国』日本ね!
素晴らしい食い付きだ。何だか嫌な予感がしないでも無いが、今までで一番まともな反応を見せてくれた。正直俺の中ではエイミーが最も好感度が高い。
5人の仲間を勧誘し終えたら、また顔合わせの機会を作る事をエイミーに伝え、俺は次の戦士候補者の元へ向かった。
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