第八世界の無機魔術師
菟月 衒輝
Prologue;第八世界の無機魔術師
Prologue;
荒れ果てた地と血の上に、一人の男がただ呆然と立っている。それは地面に突き刺さっている枝のようであった……
「ああ、いつからか、この、世界のことを誰にも知られないくらい、好きに、愛していたんだな……」
「我ラハメイメイ森ニ棲ム人デアツタ。我ラハ野生ヨリ出、ムラヲ作リツ、クニヲ作リツ、人間トナツタ。我ラハ異能ヲ操ル術ヲ知ル。ソレヲバ魔術ト呼ビケリ。(中略)我、ヨノ・オ・ジャルハン、此ノ帝剣『
この世界に「人間」が現れてから700年余り。文明は人間の持つ「異能」――魔術(生きとし生けるもの全てに流れている
世界的な魔法戦争が終結し、人間社会はいよいよ安定期に入った。
―――――かと思われた。
これは、この誰もが異能を保有する魔法世界で、一人の、異能を持たぬ少年が、世界を紡ぐ物語。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます