第19話 未央の想い

「なにいってるんですか」


 怒ったような口調で未央がいった。


「やっぱ、アカンか?」


 昨夜はつい勢いでやってしまったが、よく考えたら(考えなくても当然だが)初対面の広報新入社員をやってしまうなんて、どう振り返ってもやり過ぎである。

 だが、この火照りと昂ぶりを鎮めるには未央の協力が必要不可欠だ。

 高宮璃子との一戦では途中で両親が乱入(?)してきて精を解き放ってはいない。不発で終わったモヤモヤが体のなかに不純物として残っている。


「アカンけど、わかってました」


 未央がブラウスのボタンに手をかけた。


「えっ?!」


 白のブラウスと黒いタイトスカートをその場に脱ぎ捨て、ブラも外してショーツ一枚の姿になる。


「どうですか? あたしの体?」


「ええ体や。美しいでホンマ」


 昨夜は気がつかなかったが、見事な釣鐘型の乳房である。ウエストもきゅっと締まっていてモデルのような曲線を描いている。


「この腕を見てください」


 未央はおのれの右腕を真浦に差し出した。若干の赤みはあるが、20代の張りと潤いがあるなめらか肌だ。


「真浦さんのおかげでアトピーが消えました」


 昨夜までの未央は精神的に不安定になると皮膚をかきむしる癖があった。真浦とのアレ以降、その癖がなくなり、一晩で劇的な回復を遂げたのである。


「だから、あたし——うッ!」


 そこまで聞けば長口舌は不要である。真浦は未央を壁に押しつけるとキスでその口をふさいだ。

 未央がこたえて舌をからめてくる。お互い口腔が泡立ち唾液がこぼれ落ちた。

 真浦は未央の釣鐘型の乳房を揉みしだくとショーツのなかに手を入れた。

 もうそこは充分に潤みきっている。


 真浦は未央の体を裏返すと、


「壁に手を突き、尻を突き出すんや」


 と命じた。未央がそのとおりの態勢になる。

 真浦は後ろ向きになった未央のショーツに手をかけると、一気に足首まで引きずり下ろす。

 未央の秘所から透明な滴が糸をひいて滴り落ちている。

 真浦は手を差し入れ、太い指でぬかるんだ花弁と陰珠をこねくり回す。


「ああっ、そこ! そこいいっ!」


 未央が喘ぎ、弓なりに背を反らした。


「ほな、いくでえッ!」


 おのれの魔羅バットの先端を花孔のくぼみに当てがうと、真浦は未央の奥宮まで一気に突き入れるのであった。



 第20話につづく














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