第16話 悪霊退散!
ぐっしょりと濡れたショーツを脱がすと、鮮やかなサーモンピンクの花びらがあらわれた。
真浦はいままで、こんなきれいな花弁を見たことがない。鑑賞するかのようにしげしげと覗き込む。
「いや、見んといて。恥ずかしい」
両手で顔を覆って璃子がいった。口調も普段の言葉使いだ。
「おまはんかて、わしの魔羅バットを見つめたやないか。お互いさまや」
「で…でも……」
「それにしてもキレイなオ×コや。桜色に光っとる」
真浦は人差し指と中指で左右の土手肉を押すと、花弁を開いた。あらたな蜜が花孔からあふれてくる。
そのまま指を上に滑らせ、包皮を剥いて隠れた陰珠を露わにする。指の腹で陰珠を転がすとびくんびくんと璃子の腰がはねた。
「どれ、味見といこか」
陰珠を含もうと顔を近づけると、璃子がいやいやと首を振った。
「キスして……それから…して……」
「ああ、それもそやな」
相手はまだ男を知らぬ
真浦は璃子に口づけした。
(えっ?!)
璃子の方から積極的に舌をからめてきた。
(やっぱりオナゴはキスが好きやな)
お互いの口腔内を舌と唾液が行き交いもつれ合う。
激しいキスを交わしながら、真浦は魔羅バットの肉茎を璃子の花弁全体に押しつけ、こすりあげた。
たくましい真浦の肉茎は璃子の陰珠を刺激し白い淫汁を滴らせている。
璃子は真浦の舌から逃れるようにおとがいを反らせると、
「き…気持ちいい……」
「まだや、気持ちようなるんは、これからやで」
真浦がずり下がり、璃子の体を反転させて四つん這いの格好にさせた。
「もっと、尻を突き出すんや」
小ぶりなヒップが、白い双丘が真浦の眼前に突き出される。
それを大きな手でわしづかみにすると左右に広げ菊門を露わにする。
真浦は菊門に舌を這わすと、その周囲を舐め回す。
「ひいっ、そ…そんなとこまで……はう!」
ポタポタと花弁から蜜と淫汁が滴り落ちている。ひくひくと花弁が男のひと突きをもとめて蠢いている。
「そろそろやな」
硬かった女体がすっかりほぐれてきた。
「チカラを抜くんやで」
「はい……」
真浦は花孔のくぼみに魔羅バットの先端をあてがうと慎重に奥へと進んだ。
ズ……。
ズズッ……。
「い…痛い……」
「チカラを抜くんや。脱力や」
「は…はい……あう!」
ズズ……。
ズズズズズッ……。
ズッポシ!
難所を越え、ついに奥まで到達した。
——と、そのときだ、真浦の背中に悪寒がはしった。
視線を感じて振り向く。
ドア付近にある壁の染みがこちらを見ている。壁から半ば抜け出たようにそれは、半透明の死神の姿を露わにして真浦をにらみつけている。
(すっこんどれ。ここは生の世界じゃ、このコはまだ生きたいと願うとる!)
真浦は死神をにらみつけた。
死神悪霊の類はひとのSEXを嫌うという。それは濃厚な生の世界だからだ。性=生なのだ。
(よう見とけ悪霊! これが悪霊退散の儀式じゃ!!)
パンパンパンパン!
真浦が音を立てて腰をバックで打ちつけた。死神に見せつけるかのように。
「す…凄い……いくっ、いくいく……もうダメッ、いくーーーッ!!!」
真浦の激しい律動とともに快感の大波がきたようだ。髪を振り乱し弓なりに背を反らして璃子が叫んだ。
「どうした、璃子!」
娘の異変に気づいて高宮広志が飛び込んできた。
まさに最悪のタイミングであった。
第17話につづく
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