概要
このラストは誰にも予想できない……という話を書いたつもり
ホラーテイストのあるミステリーを書いたつもりですが、僕はミステリーというものがよくわかっていない輩です。ミステリーになっていなかったらすみません。
また、台風にかんする不快な表現があります。被害に遭われた方の気分を害してしまうかもしれませんので、どうかご注意ください。
また、台風にかんする不快な表現があります。被害に遭われた方の気分を害してしまうかもしれませんので、どうかご注意ください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!廃墟に入り込んだ若者たちの行く末は……。構成の妙が冴えるホラー短編。
廃墟となったホテルに肝試しのために若者たちが入り込むところから、物語は始まります。
序盤はちょっとした非日常を楽しむ何気ない自然なやり取りをする姿が描写されるのですが、途中から意外な事実が明らかになります。
そしてさらにそこから物語が思わぬ展開を見せていき……。
淡々としてそれでいて読みやすい描写が読者を物語の中に引き込んでいきます。
俯瞰的な立場で状況を見下ろすかのような一人称は物語の展開を通じて「人間は自分自身のことは客観的に見ることができない」という事実を説得力をもって伝えてきます。
最後までドキリとさせてくれるミステリーホラーです。
ぜひご一読を。 - ★★★ Excellent!!!遭ってみるまで、分からない。
コロナに豪雨。被害者になるまで、誰も自分の身に起きるとは思わない。そして、被害に遭うまで、「まさか自分が」という思いを捨てきれない。主人公たちもそんな楽観的な思考で、廃墟と化したホテルに来ていた。目的はもちろん、肝試し。コロナも豪雨も、被害者は運が悪かった。しかし自分たちは運がいい。そう思って、自ら危険とされるホテルに入った。
このホテルには、幽霊が出るらしい。オーナーの幽霊だ。このホテルの一番目のオーナーは、経営難を苦にして首つり自殺していた。そして二番目も、三番目も、自殺していた。怖がる少女。そんな彼女を笑う少女。幽霊を挑発するような発言をする青年たち。
果たして、主人公たちが廃…続きを読む