※:情景20まで読ませて頂いた時点です。
一話一話はとっても短いです。
多分このまま読み進めて行くと、あっと言う間に最新話に追い付いてしまうでしょう。
・・・でも、何だかそれでは勿体ないと思ってしまいました。
一話読む毎に余韻を楽しみたいなって・・・、そう思ってしまうような作品です。
お話自体は一話か、長くても数話で終わる短い短い物語なのですが、読み手の脳内に情景を想像させて、さらに読み手の相似記憶を引き出させるような、そんな力を持っているような不思議な作品群です。
ここからはあえてゆっくりと読み進めさせて頂く積もりです。
※:この作品はたくさんの人に読んで貰いたいです。
ななくささんの情景描写は、ずっと読書をしてきた人だとわかる、巧みさがあると思います。
ななくささんの好きな音、好きな形、好きな色、好きな詩、好きなリズム、好きな光、好きな光景、好きな自分、好きな他人、etc・・・
それは、どんなもんで、そこにはどのような意味が込められているのでしょうか? ご自分がお持ちになっている、テーマは何でしょうか?
そしてそこに、ななくささんは、どのような考えを持ち、どのような人にそれぞれの考えを表現してもらいたいですか?
ななくささんは、きっと、そこから、あるストーリーをつむげる方だと思います。
答えは、もしかしたら出ないのかもしれません。でも、論文ではないのですから、小説のだいご味はそのあたりにあるのではないでしょうか?
ここに出会うのは、ななくささんの引き出しにある、ストーリーの素材たちのように、私には感じられます。
勝手な思い込みでしたら、謝ります。 世吉より